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こころ 夏目漱石

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こころ 先生と遺書 夏目漱石 つづき

Kは自分で何とかしようと がんばっているようでした
自分で望むような口をほどなくさがしだしてきました
Kに同情していた「私」でしたが とうとうKは復籍することになるのですね
学資の事などは 実家が弁償する事になりました

kは母のない男でした彼の性格の一面は、確かに継母に育てられた結果とも見ることができるようです。もし彼の実の母が生きていたら、あるいは彼と実家との関係に、こうまで
隔たりができずにすんだかもしれないと 私は思うのです。

Kは寺をついだ兄よりも、他家へ縁づいたこの姉を好いていました。彼らはみんな一つ腹から生まれた姉弟ですけれども、姉とKのあいだにはだいぶ年歯の差があったのです。それでKの子供の時分には、継母よりもこの姉のほうが、かえって本当の母らしく見えたのでしょう。


ここのページは 打つのが 苦痛でした。
世間では ここのところは遠慮して 言わずにおこうとか ありますよね
しかし 継母という言葉ほど 遠慮なく 悪意を持って書かれる言葉は あまりないんじゃないでしょうか 
この言葉を 耳にするたびに うなだれる人たちの事を これからは少しは考えましょう。
《 2019.07.28 Sun  _  読書の時間 》