NEKO美術館 成瀬憲子

表紙のえ　という絵を　描いてみようと思いました

それは　表紙の絵を集めた本を　見たからです

だからといって　ペラポン（超薄い自家本）の表紙には　ちょっとね

話は変わりますが

いまごろ　温度が　ひくいそうですね　

あつくてあつくて　冷房なしには　やってられないという年もあったんですけどね

太陽のかげんだそうですね

われわれは　この太陽さまに　結構左右されるんですね

知らなかったと言うと　笑われそうですが　お客さん　きのうまで知ってましたか？

そういえば　恐竜の話　テレビで見ましたか？　羽の生えたって言ったかなあ　毛のはえただっけ？　それがでっかい肉食獣に　おっかけられて　崖っぷちまで追いつめられるんですよね。　ああ　「もうだめだ」っというところで　その子は　その崖から転落するんです。　そこまでは怖い肉食獣も　追いかけませんでした。　ところが　高いがけから落ちた　恐竜は死んでなかったんですね。

ちょっと　なんて名前がついたんだっけ？　ルーシーはアフリカで生まれた我々の祖先の名前。　ええっと　だれかーだれかー

　毛が生えているという事は　冬にも耐えられるしね。でかい毛の生えてない恐竜は地球が冷える時代が来たら　生きていけなかったかも。それが絶滅の原因じゃない？（簡単に言うなよ）　

その子は頭が良くて　木の皮をはがして　虫を見つけるのね。でもそれだけじゃあね　そこで　頭のいいことに

その虫を小川にポンと投げ入れて　それを食べようとした魚を　結構手が大きいから　すくいとって　食べるの。

そんなして　生き延びていくわけ。　次にどうなったかなあ　そうだ　この子は　女の子だったの。　相手が現れて　いっしょになるの。

彼女は　たまごをうむわけ。　そうなると　鶏なんかと同じように　羽の下に卵を入れてあっためるんだよね。ところが体がでかいから　上に乗るとたまごがつぶれてしまいます。　そこで彼女は考えた。　卵をドーナツ状において　その空洞の中に座って　羽であっためるの。そして赤ちゃんが。

子供たちはお母さんの　あの虫を見つけて魚を獲る方法を　じっと見て覚えるの。木のはっぱのたべかたもね（もとは草食恐竜なんでした）　

それでもその子供を狙って　敵があらわれる。

もうたいへん。彼女は　戦う　大きな手で相手をはりたおしたりしてね。

相手は一頭じゃないからね。やっと追っ払った時には彼女は　傷だらけ。子供たちに囲まれて死んでいくの。それが彼女の一生。　ところでお父さん恐竜は加勢したっけ？

表紙の絵を描くー　ここでやっと少しばかしつながるの

この絵　髪なんです。それも女性のね　髪の毛っていうでしょ。　後姿です

つながるもんですね