こころ 両親と私 夏目漱石 つづき
小説というものは こういうものなんですね
実際は ひとり一人の考えている事なんかわかりませんね
しかし 「私」は 母の父への思いとは別に 先生に手紙一本出せないでいる
父は 寝床の中で新聞を読みたがっており 乃木大将の死をまっさきに知ったのは父であり 新聞からだった
兄は こんな病人が 新聞を読んでも理解できるのだろうかと思っている
身重の娘の事を そんな時にこんでもいいと 気を使う父
病人の父のところで こういうことがある それを全部見えるかのように書いているかのように 作者