こころ 夏目漱石 両親と私 つづき
卒業証書 表彰状 私の所にもにも両親から引き継いだかたちになったものが
あります
私はそういうものが 自分にとってというより 親にとって 大事な者だということを
ここで 知ることになります
ぽいと 捨てられない ものなのですね
先生にとっては 毎年何百人が卒業して行くのですからと
はじめのうちは 親よりも先生の言葉に影響を受けていた「私」は 親のとくに
病身の父親のいうことを少しばかにして 田舎者だと思っていたのですね
しかし 父にしたら それは とても大切に思うものだったと 父の言葉から「私」は
思い知らされます
自分の子どもの頃は 田舎から大学にはいるということは それはたいへん名誉なことでもあり 経済的には大変なことだったと まわりをみていて 思いました
そのずれは おやごさんにとっては気の毒なこともあったり 子供にとっても期待を裏切らぬようにと ありましたね
私ですか? 私よりもうちょっと上の年ですね
私の場合は この子は勉強はできないけれども 他の子と同じように この子もと考えてくれたようです とてもなんていうか これがまっすぐということなんだなと 親のことを思い出します
ですから ここのページは 父のことばに 「私」も感動してしまいました