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鼻
で やじさんときたさんは 正直な話
お茶屋で 休憩をするのが 大好きでした
水戸黄門は
やっぱり正直な話
休憩が大好きでした
＊
１９９８年頃 それは２０年ほど前の話ですよね
君 ５０歳を前に こんな話を つくっていたんですね
いえね ほめてるんですよ
実行力もありますしね
はじめはね つげ義春さんの描く あの迫力のある鼻を
描いてみたかったんですよね
まっちゃんの（コメディの）ような 鼻
ところがね 君の内面が 小さいせいか
こんなふうにしか
思えば
若かりし頃 独立展で 入選を惜しくも逃した（かすめてないやん）
芥川龍之介の「ぜんちないぐ（漢字がわからない）の「鼻」以来
ときどき 迫力のある鼻に出会うたび 描いてみたくなるのですよね
描いてみると つげ義春の絵が どんなにうまいか はっきりわかるのです
で 君は 負けた後 のこりもんを整理するように
話を つくってみるのでした（よくあるのですよ これが）
小道具は あるのですよ
短いですよね この話
《 2019.02.04 Mon _ ぷれいんぐルーム 》