「こころ」夏目漱石 先生と私 つづき
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「かってはその人の膝の前にひざまずいたという記憶が、今度はその人の頭の上に足を載せさせようとするのです。私は未来の侮辱を受けないために、今の尊敬をしりぞけたいと思うのです。私は今よりいっそう寂しい未来の私を我慢する代わりに、寂しい今の私を我慢したいのです。自由と独立と己とにみちた現代に生まれた我々は、その犠牲としてみんなこの寂しみを味わわなくてはならないでしょう」
私はこういう覚悟をもっている先生に対して、言うべき言葉を知らなかった。
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今日は 短いぞーと思いながら 日も暮れかかった今
しかし 打っているうちに ふっと 「ここ わからない だけど 深い」
と もう一度 読み返してみるのでした
で わかったのかといいますと やはりわからないのです
「自由と独立と己とにみちた現代に生まれた我々は、その犠牲としてみんなこの寂しみを味わわなくてはならないでしょう」ここだけではありません
みんな わからんのです