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アラン先生の授業

アラン先生の授業 82 天馬

 ウマが翼をもっている、と表現することは、たやすいことである。しかし、そうしたものを想像することは、不可能である。翼がうまくくっつかないのだ。翼というやつは、玉総や冠毛が不似合いなのと同じくらい、ウマにとっては不似合いなのだ。なぜなら、この飛翔の道具をつかさどる骨格と筋肉とは、どこにもありはしないからだ。胸部と肩とは、力強い前肢へと向かっている。
翼をつけるならば、この構造が翼のほうへと盛り上がり、全体が翼と化さなければならないことになる。そうなれば、ウマは、もはや、ウマではなくなるだろう。翼の発動機が なみたいていのものでないことを知るためには、ウズラかキジの輪郭を描いてみるだけで、十分である。小鳥全体が、翼のようなものなのだ。


そうなんですか
でもええっと ルドンの天馬は とてもきれいですよね
ウマ自体が とても美しいので それに翼がつくと まぶしい
こんど画集で その翼をどのようにウマにくっつけて描いているのか
見てみようと思います
わたしは 子どものスケッチをしているとき 背中に翼をつけて描いてみたことがあります
そのときに背中の出っ張った所を そうだ肩甲骨というんじゃないですか?
そこのあたりが 翼が出ていそうだなと思って 同時に 描きました
肩甲骨と翼をね
でもちょっと おかしいんですよ
アラン先生は まっすぐだなあ
で 自分は いいかげんにやってきたから こういうまっすぐな話を
まじめに聞こうと思います
 
《 2018.11.14 Wed  _  読書の時間 》