who am ?I

PAGE TOP

  • 10
  • 31

世界教養全集12

スキャン3809.jpeg

芸術に関する101章 アラン 斉藤正二訳 平凡社

81 デッサンと絵画

 歌手というものは、愛想がいい。彼がとる態度によって、そうなのである。自分自身に対しても、そうである。だからこそ、暗いドラマとこれをオペラにつくり変える歌や
叙唱との間には、きまって対立があるのだ。音楽は情念を表現しない。かえって、情念を消すのである。じぶんの声を調整し、自分の息を調節し、要するに、自分を調整する歌手の場合、そのこと、いっそう、よくわかる。悲劇は、すでに、恐怖と憐憫とを抑制している。そうしたものから、われわれを遠ざける。ただし、目に見える距離に。私が思うには、オペラは、そうしたものを、すこし遠ざけすぎるので、そのために、感情の見分けられる距離、とでも呼びうる境界を、踏み越えてしまっている。いっぽう、音楽は、演奏会におけるように、われわれの体をとらえ、われわれを軽やかにする。そのために、われわれは、個人の行動をたどるよりは、どうやら、自然の大景観とか、行列とか儀式とか、舞踊とかいったものを、眺めたい気分にさせられるらしいのだ。悲劇に出てくる王は、一人の人間である。オペラに出てくる王は、ひとつの制度である。


やれやれ えらい所に足を踏み入れたものだと
それでも このむずかしいところに 入ってみるということは
もしかして 難しくない可能性も秘めているということかもしれないと
期待することが 楽しみなのです
ここでは この本のぱっとあけたところから はじめてみました
だいいち アランさんがどなたなのか しかしこの本の中に月報というのがはさんでありましてたしか アランさんは「アランのこと」と題して 高田博厚という人が書いていました。もうほら こういう出会いがあるでしょう?
高田博厚さんは 豊科の(信州安曇野の)美術館で 彫刻がありましたね
「パリで私を迎えてくれたマルセル・マルチネが 私のあばら屋にモデルとして通ってきてくれたが、私の貧しい書棚にヴァレリーの本が わりに沢山あるのに気づいて "君はアランに会ってみないか"とすすめた」
こういうくだりがあるんです。そして やがて アランさんの彫刻をしに会いに行くのです。つまり高田博厚さんは アランさんに会って彫刻までしているのです。
さてと 音楽とオペラの違い?

きょうはこのへんで

そうそう 話は変わりますが
上の写真は 昨日テレビで見た人のことを 描いてみたんですが
そのうえに ちょうど鼻の所に かんろあめの おおきさでいうと
かなり小さくなったのを おいてみたんです
ところが これがなんとも いいのです
かんろあめ せきがでるので なめてるんですけど 小さいあめだと
すぐにとけてしまうんです そのてん かんろあめは ながもちします

世界教養全集 この教養という文字 かたいですよねー のりぞー