自分の顔を描く それは その変化を知るということでもあります
自分の中の 少女のおもかげは どこにいったのかしら
完全に おばちゃんの顔になってる
そんなふうにね
自画像を いっぱい残した画家といえば ゴッホはどうでしょう
ゴーギャンとのことで悩んだゴッホは 自分の耳を切ってしまいますが
そんな後でさえ 包帯をした自画像を残しています
自画像は その人の歴史の一部でもありますね
きのうの朝日新聞でね 女優の樹木希林さんがこういうことを言って
います
私、自分の身体は自分のものだと考えていました。とんでもない。
この身体は借りものなんですよね。最近、そう思うようになりました。
借りものの中に、こういう性格のものが入っているんだ、と。
ところが、若い頃からずっと、わがもの顔で使ってきましたからね。
ぞんざいに扱いすぎました。今ごろになって 「ごめんなさいね」と
謝っても、もう遅いわね。 「人間はいつかは死ぬ」 とよく言われます。
これだけ長くがんと付き合っているとね、「いつかは死ぬ」じゃなくて
「いつでも死ぬ」という感覚なんです。でも、借りていたものを
お返しするんだと考えると、すごく楽ですよね。
これと 自画像は 関係するんですかね
ま いいですね
こういう性格のものがはいっているんだ ですか ふむ