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孤独はかっこいいと思った頃

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「思い出」 NEKO美術館発 1970

「ふっと気がついたとき」
それは 毎日が 孤独だと言うんじゃなくて 「ふっと気がついたとき」
なんですね。その思いが高じると さらに 孤独がかっこよくなってきて
「ひとは本当は孤独なんだから」となりました。みなさんはどうですか?

わたしは この孤独とか一人ぼっちだと思うと そこに行き着くので
このことで嘆き倒すということは あまりなかったのです。
今は こんどは 家族といることが当たり前のようになっていますから
なんかあったら 嘆くかも知れないし 立ち直りが遅いかもしれません。

2010年の60歳のときには こういう反応を示しています。
これは あの頃の私の一部分かもしれません。やってみたいことは はっきりしていて
恋人ができなくても そのことで 少しはがっかりしましたが それより絵を描いたりすることでした。ゴッホやピカソや そんなことで 案外事足りていたのです。
高校は バスで 毎日 バタバタ走ってやっとまにあう そんな通学 いやでしたけど 学校はいくものだとあきらめて セーラー服着て 行ってましたね。
で 大学に行かせてもらって 親から離れて 東京での寮生活。大きな変化でしたね。
親もやれやれと思ったでしょうね。3人の兄たちは既に 東京や大阪。
私は この寮生活で だいぶ 変わりました。沢山の人たちと生活をともにするのは
新しい経験ばかりで 泣いたりさわいだりの 生活。
絵など一人でやるようなことは とうてい無理で とうとう そんなことは忘れてしまったかのようでした。絵でも 描いてからそれをどうするかが わからないんですよね。
そういうところに 進んで行くには それに近いところにいないと まるで何も知らない
子。まわりからも そういう話は やっても 進まないしね。

今 そんな自分をながめているわけですが 68歳。

写真は 子どもの描いた絵。その上になにかふりかけていますね。
自分は こんなカメレオンのような 生きものです なんてね。



《 2018.02.28 Wed  _  わたしでいいですか? 》