NEKO美術館 成瀬憲子

「田園に死す」寺山修司　手稿にて　

未来の修正というのは出来ぬが　過去の修正ならば出来る。

そして　実際に起こらなかったことも　歴史のうちであると思えば

過去の作り変えによってこそ　人生は現在の呪縛から解放されるのである。

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ここのところを　読んで　自分は　この文の意味が　よくわかったわけではありません。

でも　わかってみたいと思います。

自分は　こういうことを　どこかで　よく感じているような気がするからです。

過去の作り変え　それは　ファイルの中の過去の一枚を　このNEKO美術館で　書変えることで　実現するからです。

絵はなかなかそういうわけにはいきませんが（いけるかも知れないですが　そこまで行こうとは思わないのかもしれません）　文に関しては　よくあります。

この寺山修司の言葉を読んでると　「いいよ　やっても」そう言われてるような気がするのです。以前の文は　消すことはありません。でも今の文といっしょに　ファイルに入っています。自分は変化してきているのです。

「そういうことじゃないんだよ」

寺山修司にあの世から　言われたら　残念ですけどね。

この写真　いつものように　けっこう　感動して　とりましたよ。

白いものが　いきいきしてて。　実はくちゃくちゃやったあとのガムなんです。