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「雪」 NEKO美術館発 2018 2

アトリエには つくったものや ひろったものや
いろんなものが ある
で それは 一体何なのか 自分でもわからないものもある

ところが ある日 このさむい冬に 
「あっ これは 雪で 真ん中辺りにあるのは 雪の顔だ」
そう 思ったりして そのことを 喜んだりする
しかし そのことは 1年ほど前に そう言ったことが
あるかもしれないぞ もう すぐ忘れるからなあ
とも 思う

すぐに忘れてしまうということは 若い時の忘れっぽいとは
色合いがちがうな と思う
たとえば アトリエの物たちが まるで散歩をしているかのように
ちがうところに あることがある
これは ここに遊びに来た小人が 夜中のうちに よっぱらって
移動させたのかも知れないと 思うことにしたり
孫たちが やったのかもとか
それは おもしろい
本当だと こわいから 夜は アトリエに行かないことにしている

このようなのが 色合いのちがう 忘れてしまうこと
お客さん どうです?
ふあっとした白い布 豆粒のような顔を出させることなんて
簡単なことだけど その簡単なことを見つけた時が うれしいんだな
《 2018.02.02 Fri  _  ぷれいんぐルーム 》