who am ?I

PAGE TOP

  • 10
  • 22

こっそりのうれし話

スキャン3280.jpeg
「どうつなげようか」 NEKO美術館発

この写真を撮ったのはわたし
赤銅色としゃくどう色のことを感じで書くんだな。この平凡な文字面は自分の字。
橋の形のことをほめてみようかな。前を歩く人は後ろから来る人を「足から消えて行くなるな」そう思うかしら。 地球は丸いということを この橋で 実感できるのかしら。

ところで わたしは 夫セイから よく笑いのネタにされる。
このあいだからの話というのは こういうものだった。 
わたしは ある有名な建築家と20代のとき 大阪のライオンズクラブ主催の 出会いの広場みたいなところで 出会っているかも そういう話だ。
 
わたしは女友達とつれだって その会場に行った。
彼女は彼と別れたばかりで これに誘ったのは 彼女だった。そしてわたしはそれにのったわけだった。彼女とわたしは そこで 声をかけられた。そういう場所だから。
彼女に声をかけてきたのは いまふうの(そのとき)男性だった。わたしはというと
年上らしい 目の下にくまがある やせた 男性だった。きっとがんばってたんだろうな。
出会うと こんどは すこし自己紹介をする。 そのときわたしに声を書けてくれた男性は 高校を卒業して かなりがんばって 建築事務所をやっていていると いった。わたしはなにをしゃべったのだろう。絵が好きで 仕事が終わると描いてます ぐらいなことをしゃべったかもしれない。
それからしばらくして 彼女は 「あんなの 大嫌い。かっこつけてさあ こういうのよああいうのよ」と怒りながら わたしに あのときの男性のことを話した。
「わかれた彼のほうがよっぽどええわ」と言って 彼女は 結局 よりを戻した彼と結婚した。
わたしはというと 彼女の話をきいていて なんか自分も気乗りがしなくなって 断りの電話をいれたのだった。
その人が あの建築家になった人かも知れんというので そのことを夫セイに話したのだ。 夫セイは笑いながら「おしいことをしたなあ」と言った。
その話が だんだんエスカレートして来るので 「ほんまみたいになってきたやんか」
と夫セイとわたしは笑った。
夫セイはその人の載っている新聞の切り抜きを とってみせてくれる。
わたしは 熱心に読む。
「それいつ頃の話なの?」と夫セイに聞かれると わたしは 「彼女に聞いてみとくわ」と言ったんだけど。
それでも わたしは これは数少ない 「うれし話」として そっととっておこうと思うんだけど どうかな。
 たった一回きりの出会いなのに わたしは 「元気の出るきりぬき」としてとってある。 
もしわたしがその人と デートしてたら すぐにふられているだろう。この人だけじゃなく よくふられたのだから。 
そんなわたしを見つけ育ててくれたのは ほかならぬ夫セイなのだからね。感謝感激雨あられ。
こどものころ よく言いませんでした?

「しゃくどう色」これはとうとうつながらなかったかな。
で この橋の写真と建築家とは? やっぱりみんなからしたら つながらないね。
でも いま書かなきゃ 忘れるといけないからね。橋という建築 無理がある?
わたしは きっと としとると もっとこの話を くりかえすだろうな。
もう話したことある? 
《 2017.10.22 Sun  _  写真 》