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おたより

ふあさんからのおたよりです。

9/30の河合隼雄さんの「傍ら(かたわら)にいること」は参考になりました。
自分が困っている時 人に相談することはあまりないです。でもたまに相談すると 1時間くらい延々と話していたのに 別れ際に「がんばってね」とよく言われる。もちろん挨拶コトバに近いし 励ましてもくれているのでしょうけれども つむじとへその曲がった私は
「1時間もかけて 如何にもうがんばることができないかを喋ったのに 最後に『がんばってね』はないだろう」と思うことがしばしばで だから人に「がんばってね」と言わないようにしてきました。
それでも友人たちはいろんな策を考えてくれます。提案してくれた策はたいていすでに私が考えていて うまくいかないなと思ったものばかりです。だってさんざん悩んでいたのですから。でも一緒になって悩んでくれたことに救われます。「傍らにいてくれたこと」に救われたんだなと思ってきました。
高校時代に谷川俊太郎さんが詩人・岩田宏に33の質問てのをしました。
「やさしさとは」と質問すると
「そばにいること」と岩田さんは 何の説明もなく 短く答えてました。
以来、私はその言葉がとても大切な言葉になりました。
河合さんの「傍らにいること」はさらにそれを具体的に説明しているのかなと思いました。

では また
ふあ

***

「1時間もかけて 如何にもうがんばることができないかを喋ったのに 最後に『がんばってね』はないだろう」と思うことがしばしばで

このふあさんの言葉が なんだか 悩んだ時のみんなの言葉のようで 私は「くくく」と笑ってしまいました。

最近は「がんばってね」はよけいにおちこむから いけないらしいよ
そんなことが 本に書いてあったりするので 「がんばって」は お歳暮かお中元のように思ってたのに 「いけないのか」 とほかの言葉をさがすのに 悩みますよ。

私は「傍らにいる」ために 出かけるのが苦手で それは出かけること全般なのですが
この 動かずに出来ることといえば 手紙しかないというので 「がんばってね」の代わりを探しつつ やってきました。これ あんがいむずかしいのよ。

そしたらね 病気の友達は 私のところにやって来てくれました(笑)
友達は亡くなってしまいましたが ずっと何年も おたがいのことを 書き続けて来たというわけでした。おたがい遠くにいて 悩み事もいろいろあって それを手紙に書き 手紙で聞く そんな関係。 
きっと 会って 悩み事を喋ると リアルで 私も「がんばってね」なんて言ってしまったりすると 思うな(笑)。うまく喋れなかったりね。
ゆっくり 友達のことを考えつつ 少しはお互いの苦労に安心しつつ 手紙を書く もらう これも よかったかもしれません。


《 2017.10.04 Wed  _  おたより 》