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生きるとは

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「生きるとは自分の物語を作ること」考える 新潮社 2008

河合隼雄 小川洋子 対談 つづき

小川 『源氏物語』では、光源氏の存在感は、物語が進むにつれだんだん小さくなって、光はむしろ女性の方を際立たせるためのもので、彼は狂言回し的な役になってきますね。
河合 そういう「光」を当てる役なんです。
小川 なるほど、光は自分にではなくて、女性に当てるということですね。
河合 そうです。僕に言わせると、女性たちは全て紫式部の分身なんですね。その光の当て役として光源氏がいる。確かに彼は光り輝いています。姿は美しく、文章を作っても上手く、絵を描いても上手い。分身たちの美点を描くためには、それらが全部出来る人でないとならん。あんな男が実在するはずがないわけですが、光の当て役としては素晴らしい。『源氏』には、女性がものすごくうまく書かれていますね。

***

光源氏の役割が ここに出てきましたね。
牧 美也子さんが かかれた 『源氏物語』は小説家が書かれた『源氏物語』をどうしても読むことができずに あきらめていた私に むちゅうになって読み勧めさせて下さった貴重な本としてあります。2000年ですから 17年前のことです。
光源氏は惚れ込んだ女性もいましたが あまりふりむかれなかった女性のところにも 訪れてもいます。
つまり 紫式部はいろんな女性に光を与える事を 光源氏に結果的にさせるんですね。
これは 牧 美也子さんが描かれたような光源氏じゃないと。 
それ まんがのすごいところですね。


平家・のりこはですねえ ぷぷぷ〜 しかし蒸し暑いですねえ。
かの貴族階級のお姫様たちは こんなあつい夏 扇子一本で 辛抱できたんでしょうか。
光源氏にしても。 つめたいキャンデーもなく 行水ぐらいかな。
ぷぷぷ〜ブルーは いいですね。どうしてブルーは憂鬱を表す色なんでしょう。
ぷぷぷ〜


《 2017.08.20 Sun  _  1ぺーじ 》