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生きることは

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河合隼雄 考える人 新潮社 2008

河合隼雄 小川洋子 対談 つづき

河合 そこは似ていますね。僕も、僕が治したいという感じはほとんどないんですね。
それでもこんだけのことを出来る人間は、あんまりいないとは思っています(笑)。
そういう自信はあるけれど、僕が治したのではないという感じは嘘つけない。

小川 その治る場に必要な、空気を、水を、先生が患者さんに供給されたということですよね。

河合 それがわからないうちは、どうしても治そうと思って何かしようとするけれど、結果は良くないことが多い。でも、そういう時も越してこないと駄目なんでしょうね。初めから今みたいになれといっても無理で、やっぱり一生懸命治そうと思ったり、ウロチョロしたりする時が必要なんだと思います。
 若い頃、不登校の子に自転車で会いに行った時に、こんなことせんでもええ人は何もせんでええんやけど、今の僕の器量やったら仕方ない、そう思ったのを覚えています。

***

相手を どうしても治そうと 頑張っているうちは なかなかいい結果が出ないんですね。疲れるしね。何もせんでもええ人は 何もせんでええんやけど。
だけどそれがわかるようまでは 一生懸命治そうと思ったり ウロチョロする。

たしかに。


さて いまだに ウロチョロ・ノリコですが 表現の世界では けっこう 
ウロチョロはしませんよー。
これは深海で見つかった アメーバです。深海では砂の上をねばーっと
移動したり 魚や貝をすっぽりつつんでみたり ちょうしにのると
すかーとみたいに ひらひらさせて おどります

そのうそほんと・でいくと うそです。
お盆になると あの兵庫の実家にいるころ これはぶどうや黄色い瓜や
とまとを そなえていました このガラスのヒラーットした皿にね
ぶどうのかたちが皿にでこぼことあります
虹色に光ったかなあ

木琴の棒でもくぎょうをならしながら おぼうさんがお経をあげてくださいます
その木琴の頭が はずれて ころころと ころんでも 笑うだけで なおしたかなあ
もくぎょうも 父が彫りました
暑いけど ぽこぽこと 父達に あいさつしなきゃ


 

《 2017.07.30 Sun  _  1ぺーじ 》