「けったいなアメリカ人」 米谷ふみ子著 集英社
ミラー、メイラー会談傍聴記 つづき
それから三島由紀夫に会うたことがある。僕がドイツに行ってた時、ピンポンして遊んでましたんや。その時、誰かが三島を僕に紹介しましてん。僕は彼の名前を知らんかったもんやから、話の相手もせず、そのままピンポンを続けてました。後から聞きましたんやが、それがすごう三島の気を悪くしたちゅうこってす」
メイラーも何か思い出したように、
「僕も三島に会ったことがある。三島がうちにやって来たのは、ちょうど僕達の結婚がうまくいってなかった時なんだ。どう彼を扱っていいのか判らなかったね。彼はただゲラゲラ笑っていたのでね。あとから、彼はボクシングや武道の練習もしていると聞いたんだがね、会った時は、そんなこと想像も出来なかった。知っていたら喋ることもあったのに。残念なことをした」
メイラーは谷崎の名前も知らなかったし、三島の本も読んだことはないと言った。
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ミラーは三島のことを紹介されても知らなかったので 話の相手もせず、そのままピンポンを続けていたそうですね。三島は「こいつ失敬なヤッチャ」と怒ったんでしょうかね。
わたしも三島を知ってるわけじゃないので こういうミラーの話を読んでたら ピンポンを続行するミラーが たしかに有名な三島に対して失礼かもしれませんが 面白いです。メイラーは ゲラゲラ笑っていた三島をどう扱っていいのかわからなかった と言っていますが ほんま扱いづらそうな三島はんどすなあ とわたしも思いますが。
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さてと ノリコ・リーどす。
1987年のさわがに。ああいう生きものは 笑ってるのか こまってるのか
何にも考えてないのか わたしにはわかりませんけど 最近こういう生きものを
じっと見てみることがありませんね。
しかし この壊れたレコード盤 拾った時点でこういう
ふうだったと思います。それだけで魅力ありました そういいたいですけど
むかしのことは覚えていませんね。
ゆうごはんか。もう8時前
きょうは孫のお宮参りだったんです。
しゃっしゃっとおはらいしてもらって 次に巫女さんがりんりんりんと鈴の一杯付いた
もので りんりんやってくれはるんです。なんか音を聞かせてもらうって感じです。
しゃっしゃっしゃっ りんりん りりりん みなさんにもおすそわけします