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ピカソとその周辺

「ピカソとその周辺」フエルナンド・オリヴィエ著 佐藤義詮訳 昭森社 1964

セレにて 

 ピカソの家でも、アポリネールの家でも、その他の連中の家でも、こんなお祭騒ぎが行われたことは一度もなかった。それはもっと内輪の会で、全く理知的な集いだった。ピカソは自分の絵が(彼の考えでは)まだ完成してないのに、それ売らなければならないのを非常に苦にしていたが、それでもしばしば金をつくる必要があったので、売らずにはいられなかった。
 彼は、冬はパリーで、夏はスペインかセレで仕事をした。
 彼がピレネー・オリアンタールのセレを発見したのは、マノロのお陰だと思う。そして彼はそこへ大勢の友人を引っぱって行った。
 夏のセレは、ピカソ党の芸術家たちで一杯だった。プロヴァンスとカシスが他のグループ、フリエツやマルケなどの一党で占められたように....。マチスは当時セレから遠くない夫人の故郷のコリウールに行った。
 彼が既によほど前に展覧したあの白と緑と金色のコリウールの風景画を、私たちは覚えている。いつもも彼の絵から感じられるあの軽快で晴朗な雰囲気は、恐らくそこから出たものであろう。

***

お久しぶりです。「ピカソとその周辺」
あいかわらず どこか不安なわたしなんですが わたしの周辺では おかまいなしに あたらしいことがやってきます。みなさんもそうでしょうね。
でもぱたぱたと こういう本の1ページを打っていますと いろいろな不安とともに ぱたぱたや ピカソという画家のことや それをみていたオリヴィエのことに気持ちがいきます。

ピカソはまだ完成していなくても お金が必要となると 自分のその絵を売ったわけなんですね。 売れるからいいじゃないですか。マチスもおそらくそうだったんでしょうね。
オリヴィエと云う人は ほんとうにいまとなっては すごい人たちを つぶさに観察する
ことになっていたんですね。それも彼らは とびきり有名になっているわけではないので
まだまだ なんていうんですかね おもしろいですよね。
パリ スペインやセレやコリウール わたしは 外国の話をこの本できいているわけです。
《 2017.04.28 Fri  _  1ぺーじ 》