「ナマリの兵隊」 文ハンス・アンデルセン 岩波書店
紙がふたつにさけて、ナマリの兵隊は、するりと、下におちました。それといっしょに、大きな魚に、パクリと、のまれてしまいました。
まあ、なかは、なんてくらいんでしょう!さっきの下水のなかより、もっと、くらいほどでした。そのうえ、せまくて、きゅうくつで、たまりませんでした。
けれども、ナマリの兵隊は、あいかわらず、しゃんとして、鉄砲をかついだまま、よこになっていました。
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魚に呑み込まれてしまったんですね。
これはくじらじゃないですね だって狭いと書いてありますからね。