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おたより

ふあさんからのおたよりのつづきです。

 そうそう、東京へ行ったのは日暮里の全生庵というところで、菅原克己という詩人を偲ぶ会、「げんげ忌」というのをやっていて、そこへ行くためでした。今回でたしか19回目でした。ということは菅原さんは亡くなって19年経ったということのようです。
私の作曲した菅原克己さんの「島」という歌をCDにする時、著作権のこともあり、菅原克己さんの全集を出した西田書店に聞けば、まだ生きておられる(この言い方失礼かな)奥さんに連絡とれて、歌詞として出してよいか了解がとれると思ったのでした。まんまと思った通りで、奥さんの了解を得たのでした。
そんな経緯もあって、西田書店の日高さんという方が主催している「げんげ忌」に誘われたのでした。売れる売れないよりも、出したい作家の本を出している昔ながらの出版社で、そこで働く人とめぐり会えたことも楽しかったです。
今回の「げんげ忌」では、100人ほどの人がみえていて、みな菅原克己さんの詩を大切に思っている人たちばかりです。そこで菅原克己さんが大好きだという金井雄二さんの講演を聴きました。金井さんは最近も詩集を出していて、丸山薫賞をもらったばかりの人です。長年、図書館の秘書をやっておられるとのことでした。その方の話がとても栄養のある話でした。わざわざ東京に来た甲斐があったというものです。菅原克己さんの奥さんは2年前にお亡くなりになったそうです。私が奥さんから了解を得たのは、そのすぐ前であったということが分かりました。

***

ちょっと 菅原克己さんのお話ですね。「れんげ忌」
あったー!島 菅原克己詩 ふあ作曲
島、といっただけで
ふいにうかんできて
ビルのまどがかげるような
ひとつの島がありました

島、といっただけで
このよのどこかに
ひっそりとなにかがあるような
ひとつの島がありました

島、といっただけで
それはもう
島でもかげでもなく
それでもなにかがあるような
ひとつの島がありました

 (このオフイスのかたすみで
  タイプのおともひとごえも
  みんなとおくにきえちゃって)

島、といっただけで
ふいにうかんできて
ビルのまどがかげるような
ひとつの島がありました

《 2017.04.08 Sat  _  おたより 》