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らんどせるのなかには

ランドセルの中身

ここのところの大掃除で 息子のランドセルもとうとうおはらいばこに。
末っ子が32歳ですが 私は女の子のランドセルと男の子のランドセルを
一つづつづっと残していました。
で それを大人になった息子達やその嫁さんやら 孫やら私たち夫婦やら
おんぶしてみて 笑っていたのでした。

その中には こんな作文がありました。
小学4年生のものです。

音楽会

 いよいよ、音楽会、ドキドキするかと思えば、ぜーんぜんしませんでした。
ドッジボール大会なんかすっごくドキドキしたのに、今日はぜんぜん。
でも、ぼくたちのでばんがくると、また、あの、ドキドキが始まってしまったのです。
このままでは、やばい。ぼくは、心の中で、そう思いました。このままでは、本当にやばい。でも、ステージに上がって、ならぶと、ドキドキが。きゅうにスーっと、きえてってしまいました。ぼくは、ホッとして、気持ちよーく歌ってたのに、合そうになると、またもや、ドキドキが、始まっちゃいました。ここまできて、始まってほしくなかったのに、
でも、終わった時は、ドキドキがスーときえていってしまいました。きえてったのはいいけど、いまさらおそいんだよ!と、言いたかったです。

***

この「ドキドキ」いいなぁ。
「なつかしい」でも いまでもあいかわらずこのドキドキに苦しめられてる人
いませんか?(私やん)
「自意識がつよい」なんてこともいわれますけど そんなふうに言わんと。
「人は大人になっても こう こどものかけらをポケットに入れてるんやなぁ」
とか。

こんど「ドキドキや」しようかな
《 2016.12.15 Thu  _  エッセー 》