ほらね
ほらね UtumiEma の絵は 袋になったり 袋小路になったり 絵になったり
子どもの頃の思い出は
こんなふうにして彼女のどこかに住んでいるのかなぁ
この絵が見せてくれるね
彼女が育った大阪堺市の浜寺というところは
私の育った田舎じゃない
だから なんだか都会の歴史が 空き家になって
あるようで よけいにドキドキする
話は変わるけど 私が初めて個展をしたのは マサゴ画廊というところ
この画廊主は女性で90代で現役
その画廊を紹介してくれた大学の先生の 白磁のお湯のみ に
知り合いの人の所で出会った
私は その白磁のお湯のみの 形といい いろといい いまごろになって はじめてそのよさが わかった
UtumiEma とどうかかわるかって?
彼女の作品をみてたら その対局にあるシンプルな この先生の白磁のお湯のみ
のことが出てきたってわけ
同じ日の出来ごとだしね
なつかしさも どこか共通こう
私の描いた小さな絵を今もか置いてくれてる人がいる マサゴ画廊主の咲子さんが
教えてくれた
UtumiEmaの絵も そんなことがきっとあるね
白磁のお湯のみだって 何十年ぶりの思い出にまつわるもの