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ぐうぜん

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しんくろにしてぃ  NEKO美術館発 

きのう 今日と 久しぶりに 32歳の息子を
病院につれていった。
9度2分の熱を出したことと 手足がしびれると言い出したからだ。

で それも一段落したところで ファイル(日々 日記のような物)を
あけてみると 同じようなことが書いてある。
2002年の話 彼は18歳

このときは 娘の大阪での個展に私たちは行く予定をしていた。
ひきつけをおこしたあと 病院で点滴を受けて
こんなことを先生から教えてもらって 帰ってきた。

その引きつけの間意識がはっきりしているようなら てんかんとか
病気ではなく 熱性ケイレンだということらしい。
そのときには 自分自身の両手をマスクのようにして息をする
そうすると だいぶ落ち着くらしい。

今回は風邪から軽い肺炎になっていたらしい。

2016年は家族は3人になっている。

2002年では その子の心配をしつつも娘の個展に信州から大阪に行っている。 そのときは長男が弟の面倒を見たと書いている。その頃はうちは何人家族になっていたんやろ。

家族の歴史は 変化していく。
病気したときなどは やはりこうして日記に書き残している。
そして 偶然同じようなできごとに 日記のなかで出会うと 驚いてしまって
「しんくろにしてぃや!」とその偶然にひっぱられる。
それでも 背景はちがう。
2002年はインフルエンザだったらしい。今回はその話は出なかった。

こうしてみていくと「みんなが生きていることが これが一番の偶然!」そんなふうに思える。

この写真はアトリエの天井。布が風船のようにふくらんでいる。






《 2016.10.29 Sat  _  エッセー 》