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パティ・スミス

「シャウト!金髪先生」ドリアン助川のロックで講義 テレビ朝日 1997

Poetry Rock'n Roll Bandの誕生

 1969年、パティはニューヨークへ単身やってきます。そしてこのニューヨークで、彼女はその後の人生を決定づける人物と出会うことになる。それがロバート・メイプルソープという写真家。2人は恋に落ち、やがていっしょに暮らすようになるんだけど、メイプルソープは当時ニューヨークでもNo.1といわれた写真家。「どうやらメイプルソープが新しい恋人と暮らし始めたらしい」と、いろいろな有名人が彼のまわりに集まってきてはパティと親しくなっていく。例えば、あのローリング・ストーンズの唇の絵をデザインしたポップアーチストのアンディ・ウォーホルとか。
 そんなニューヨークのトップ・アーティストたちに混じってトッド・ラングレンというミュージシャンがいた。そしてある日、彼はパティにこんなことを言う。「君の詩は素晴らしい」。
 当時、パティは詩を書いてはクラブとか喫茶店で朗読していた。昔の叫ぶ詩人の会と同じですね。さらにトッドはこんなことを言います。「君の詩とロックを融合させたら、どんなことになるだろう。きっとスゴイことになるよ」
 このトッドのひとことが、元祖Poetry Rock'n Roll Band誕生のきっかけになるわけだ。
 パティはトッドの言葉に従ってメンバーを集め、パティ・スミス・グループを結成。
そして1975年、デビューアルバム「Horses」を発表する。ということは、もう20年以上活動していることになりますね。でも、なぜかシングルは1996年になるまで1枚も出していない。この点も叫ぶ詩人の会と似ている。まぁ、ウチのバンドの場合は「シングル出しても売れないだろう」ということで出させてもらえなかったんだけど。
 とにかくパティ・スミス・グループは「Horses」でデビュー、このアルバムで、詩の朗読にバンドがのる、あるいはバンドが詩の朗読にのる、という新しいスタイルを世の中に発表した。はっきり言ってこれは本当にスゴイ。実は最初に言ったように、先生が目覚めが悪いときに聴く音楽というのが、この「Horses」なんだね。

***

ドリアン助川先生が 目覚めが悪いときに聴く音楽というのが パティ・スミス・グループの「Horses」なんですね。きっと「叫ぶ 詩とロックをいっしょにした」 ひびいてかなわん(おばさんには)音なんやろな。でもパティ・スミスのドキュメンタリーをテレビで以前見たことがあるんだけど それでかっこいいなぁと同姓でもそう思いましたよ。最初彼女のこと男だと思ってたんですが。
つづきはいずれまたね

《 2016.10.13 Thu  _  1ぺーじ 》