父と母の元気だった頃 NEKO美術館発
これは兄のよめさんとこどもがうつっています
こんなにいい写真が残ってたなんて
なんだかうれしくなりますね
父は 前にも言ったことがあると思うけど
笑顔が とてもいいのです。
先生をしてましたから 生徒との記念撮影で なれたもんだったのでしょう
そんなに毎日ニコニコしていた訳ではないから よっぱらったり怒ったりしてましたよ
母は 父ほどではないですね。 明るくてつよくて はなもたかくて ほんとうは美人だったんです
よく写ろうって気持ちが さほどなかったんです きっと
この写真写りって よくうつろうとか かわいくうつるぞ と思い続けていると それがうつるんですよ
実物よりよかったりして だからそういう人のことを「写真写りがいいね」と言われるのです
いえね わたしがそうなんです
なんのはなし?
あかちゃんは そのままでけっこうですよ かわいいですよ
「おねえさんは 秋田美人」 そういうと兄が いつものように
ふんという顔をしました
これは妹に必ず見せる ぶあいそうな 顔なんです
63のときに 亡くなりました
父の手 これがわたしは似てしまったんです
で 兄たちはすっとしたきれいな手をしているのに
そうだ この手が わたしに大人天才にさせてるんや!
えらい発見してしまったように 力が入ってしまいましたよ