こんなはなしがありました NEKO美術館発
べんきょうができないほうが天才
たとえば Kくん
「あたまのかたちは立派なのにあたまの中には なーんもはいっていません」
Kくんの姉たちが ひそひそいいました
そうはいっても Kくんのおかあさんは 「なにかはいってる」と 信じています
おとうさんは いいます 「わかりきったことはいうな わかってて べんきょうできないのが 天才のほこりなんじゃ」
Kくんは 「べんきょうはできないけど 大天才のお父さんに続けば大天才の道は待っている」と弟の顔をみながらにんまり笑いました
「食べることと お金の計算」お父さんとKくんはうなずきあっています
「おならは 大きく」つけくわえています
あれから20数年経ちました
「なにごとにも長所短所がありまして」 おとうさんは腰痛体操をしながらいいました
お母さんは「おならは大きく」大天才はきっちり守ってますけど Kくんはどうかしら?
そうつぶやきました
おしまい