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ブロンテ姉妹

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「ブロンテ姉妹」中岡洋  NHK文学の世界 2008 つづきです

ゴンダル

「ゴンダル」はシャーロットのロウ・ヘッド・スクール入学と同時に発生した。エミリは兄ブランウェルの戦争を主体とする劇の展開について行けず、アンと組んで政治的陰謀と恋愛を主体とするドラマを構築していったが、「ゴンダル」は「アングリア」ほどの広がりをみせなかった。ヴィクトリア女王を崇拝していたエミリの主導で、A・G・A(Augusta Gerldine Almeda)の政治と恋愛を中心に、ジュリアス・ブレンザイザの陰謀と暗殺を脇筋として語られていくが、物語自体も整然とした姿を見せておらず、確定的なストーリーはわからない。おおまかにいえば、「アングリア」とほぼ同質の物語であるが、シャーロットほど芳醇な恋愛感情は描かれていない。ただそのなかにある幾編かの叙情詩はシャーロットの世界より一段と高い詩的境地に達している。
 その頃のシャーロットの原稿は、エミリの詩稿と同じように、小さな紙片に顕微鏡的な大きさの文字で綴られており、長らく判読できなかったが、クリスティーン・アレグザンダー教授(1949−)の精密な研究の結果、全体像が明らかになった。「アングリア」も「ゴンダル」もシャーロットとエミリの文学的苗床となり、いわゆる「初期作品」としてブロンテ文学の一大側面を形成している。

***

「ゴンダル」「アングリア」きょうだいでこんなふうにして 歴史上の人物を入れて人形劇を作っていく子どもたち。外のこどもたちと遊び回っていたらこういうことは実現していなかったかもしれませんね。すごいわー!
わたしが高校生の頃よんだブロンテ姉妹の「嵐が丘」や「ジェーンエア」もぐんぐんひきつける物語というのか やっぱりここらへんあたりから「苗床」があったんですね

さて 兄弟がいても一人遊びが多かったわたしの絵をついでに見てくださいな。 3人の兄でしたし年が離れていました。野球とかちゃんばらごっこ さかなとり で こういった文学的なあそびはありませんでしたね。上の絵はNEKO美術館発ですが ほとんど覚えていません。こういうのはたとえば「そこにちょうどいいころあいの厚紙を見つけた」というような時の絵です。
ごめんなすって

《 2016.08.28 Sun  _  1ぺーじ 》