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イゾラゾとはつながりようもなく
こんなに小さなお皿があった NEKO美術館発
大アマゾン最後の秘境密森の奥の幻の先住民
イゾラゾ
武器は銃ではなく さきに毒蛇の毒がぬられた弓矢
大アマゾンの森は深く イゾラゾとかほかの人間が住んでいても
わからない
さらに森の奥に踏み込んで来る者には カエルの死体をぶら下げて
「はいって来るな」と示している
先住民はかって その村を後から入って来た人間にひどいめにあわされたか
それでも イゾラゾのくらしは密林の奥深くである
そのイゾラゾが川向こうにあらわれた
舟でバナナをもって イゾラゾと会話をもとめ そのなぞのイゾラゾの
暮らしをしりたいと学者や政府関係者は 接触をこころみる
上のものらしき男は あかんぼうをこわきにかかえている
その男の妻らしき女性もいる。妊娠している女性も
川向こうにあの毒矢はおいてきた
青年や少年もいる
男も女もはだか
何日かかけて その接触は続いた
その間にも 村を襲撃したり 殺された者もいた
ことばはほとんど通じない
そしてある日を境に ぴたっと来なくなった
＊＊＊
オリンピックも驚いたけど
このイゾラゾにも驚いた
森の奥にはさるもかえるもいる
しかし人間は いたら 大変な発見
このオブジェは皿と花札とめんこと布で
できている。イゾラゾとはつながりようもなく
《 2016.08.08 Mon _ これくしょん 》