カンディンスキー 点・線・面 ー抽象芸術の基礎ー 美術出版社1959
続きです
段階を追うことは ありません
追ってもわからないからです
*
むかって左側 こういうことが書いてあります
頑固さにも寛容が伴っている感じ。
屈曲はしだいにゆるむ。左側からの抵抗は弱い。
右側から圧縮されてできた重層。
むかって右側 頑固さがいっそうつのってゆく感じ。
屈曲はしだいに激しさを増す。右側からの抵抗は、
ブレーキをかけるように働く。左方には、気の抜けた
ような<空虚さ>。
*
この偉い人はこの2つの屈曲をこのように言っている。
その上に 何か書いてある。読んでみますか。
この屈曲をね 「逆さに見てみごらん」とね(そういってるの
カンディンスキーさんは)
それはまるでちがう。
「多声的な和音」という表現もしてる。
これは音なの?この屈曲した線を 今日の人は
外面的なものでは満足しないと 書いてあるよ。
わたしは「る」という字のなかに おばあさんの背中を
感じたことがあるけれども おばあさんの独り言の音
は聞き逃してしまった。
このカンディンスキーの話に加えてほしいと わたしは
思っているのだな(笑)
しかしかたちのなかに 感情が入ってるかのように
表現するカンディンスキー
そのことが 以外!
さいならさいなら