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ブロンテ姉妹

ブロンテ姉妹 その知られざれる実像を求めて 中岡洋 NHKカルチャーアワー

再婚の試み

 次に、パトリックが求婚したのがイザベラ・デューリーである。彼女はキースリー教区司祭、パトリックの友人シオドア・デューリー師(1788−1850)の妹で、「多少の財産もなく、おまけに六人もの子持ちの男と結婚するという最も遠慮したい考えをもつほど、わたしはそんな馬鹿ではありません」と言ったと伝えられている。
 三番目にパトリックが求婚したのはかっての恋人メアリ・バーダである。ぱとりっくは訪問のうえ、事情を説明する考えであった。
 メアリはパトリックに棄てられたと思いながらも、いつかはパトリックが戻って来るだろうと信じて独身を守っていた。ところがパトリックはすでに結婚しており、妻が亡くなったからといって再婚を申し込んで来るとはあまりにも非情と思われた。メアリが再婚を承諾するはずはなかった。独身を貫いていたメアリも1824年、三十五歳で、牧師ピーター・シブリー師と結婚したのである。
 パトリックはこうして再婚の望みがことごとく潰え(ついえ)、この試みは放棄された。それと同時に生活への意欲を喪失し、栄転の夢も棄ててしまったらしい。彼の失望感は深く、このまま人生の夢を棄て去るってしまったのである。
 確かにマリアの死はパトリックにとっても子どもたちにとっても最大の不幸であった。マリアが生きていたら、パトリックも一人、書斎で食事をとることもなかったかもしれない。
「禍福は糾える(あざなえる 縄などをなう)縄のごとし」。それでもブロンテ姉妹にとって母親の代わりとしてハワースの荒野があった。荒野はブロンテ姉妹に無尽蔵の霊感を与え、そこからブロンテ姉妹は力を得て創作に励み、母親のいない寂しさをいやすことができたのである。

***

パトリック 6人のこどもをかかえて 大変です。
パトリックは 次々に求婚します。その求婚された側の女性のことばが興味深いですね。イザベラ・デューリー「多少の財産もなく、おまけに六人もの子持ちの男と結婚するというもっとも遠慮したい考えをもつほど、わたしはそんな馬鹿ではありません」
ふむ わたしも子持ちの男といっしょになったわけですが 馬鹿といわれてしまいますね(笑)  メアリ かってパトリックのことを好きだった女性です。彼女は独身を貫いていましたが パトリックが妻をなくしたからといって 自分に再婚を申し込んで来るとは非情なやっちゃと思ったんですかね。ふむふむ。
しかし 彼は6人の子供を抱えて どないかしてとすっちゃかめっちゃか 結婚相手がほしいわけなんです。自分も寂しいしね。
なんでそんなことがわかるのよ

「禍福は糾える縄のごとし」これどういう意味? 

さいならさいなら
《 2016.05.24 Tue  _  1ぺーじ 》