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ミッキー
犬 ミッキーの思い出 １９８２
犬をかうのは 我が家でははじめての体験です
われわれはおそるおそる その犬に手を出します
遠くから ミッキーミッキーと呼びます
私には４人の子供がいますが さしあたりこの犬は
５人目の娘というところです
「ミッキーっておとこみたいやなぁ」
子供がいいます
ほんとヒゲははえてるし 歯はとがってるし いたずらはするし
でも 私は見たのです
おっぱい
ちいさいおっぱいがちゃんとついているのですよ
だからといって娘とは限らない
そこんところは わかりません
生後８カ月の息子は 今歯が３本はえているのが見えています
２カ月のミッキーはとがったきばが たくさんあります
さて その歯が何本はえているのか 奥歯もみんな恐竜の絵のように
きばみたいなのか わかりません
実はミッキーはよくかみます
それはじゃれているのでしょうか それもわかりません
だから 私はミッキーの口のなかに手をつっこむ勇気はありません
息子は やっぱりかみます
この子は人間の子供ですから そんなにとがったきばは はえてきません
私の顔ににっこり笑いかけながら ３本の歯でかみます
ミッキーは私のスカートのすそもかみます
《 2016.05.02 Mon _ 思い出 》