- 05
- 14
ぶらぶらする
なんでもできるような気がした NEKO美術館発
そうですねぇ
いつごろまでかなぁ 「不可能はないの」
そう思っていたのは
不可能と感じるのは 他人のやり方を
同じように真似しようとするからだと
自分で どうやったら可能になるのか
たとえば ごみひろいは宝探し
拾ったたくさんの糸で 布の上を
かけずりまわってみたかったら
たくさんの針に 何色もの 糸を
とおして ちくちくぬえば できるとか
その針を 立ったまま縫えるように
たくさんの 針山をつくってみよう
そういった 自分のアイディアは
わくわくして たのしかった
でも 楽しいのはそこまで
いざ 針に それぞれ糸を通して
ぶらさげてみる と...
文字通り 針山は ぶらぶらする
これって けっこうイライラする
上にぶらさがっているのは 目の位置としても
やりにくい 針山は 台の上に しずかに
あるのが いいとわかる
この ぶらぶら針山は 実に不便な物だった
ただ それを考え出した時と そんなハンガーが
拾い物の中に あったということ
そんなことが うれしかったなぁ
結論からいけば 無駄なことなんだけど
そこに向かう時は ワクワクする
でそれは オブジェ マイコレクション
《 2016.05.14 Sat _ これくしょん 》