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食卓テーブルの上に めだかが
みつまささんは かく語りき 1992年9月22日
食卓テーブルの上にめだかという
魚があらわれた日
はじめに まる虫が でてきよった
くるっと まるくなって それが
どこにころんで行きよったんかなぁと
思いよったら 腹の小さなめだかが
およぎだした
水の深さは5センチぐらい
砂地で それはとてもきれいな
水と砂地や
その砂地の底が流れてきよる
くるくる もうで 流れていきよる
しかし こんな ちっこい魚が
おるんかなぁ
めだかみたいに1かたまりになって
すーっと およいで いきよる
(ここで息子に、眼鏡をとってきてもらう)
うん まだよお見えるよ
これはちょっと 大きい魚やなぁ
ここに腹があって 目ん玉もある
(わたしがその川は どこにでもあるのかと
こんどはわたしのところにすわってもらう)
どれ うん あるある おるよ
そんでなぁ 机のふちにきたら
ざーっと すべりおちよるねん
水ごと めだかも
《 2016.04.18 Mon _
1ぺーじ 》