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ピカソ

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世界の美術 ピカソ 河出書房 1963

キュビズムに向かう前夜 つづき

 キュビズムは造型革命といわれる。色彩を解放した印象主義が色彩革命と呼ばれたのにたいして、キュビズムは形を中心に創造された革命であったからである。
 キュビズムの出場についていつも語られる神話的なエピソードは、1908年のサロン・ドートンヌに出品して落選したブラックの風景作品について、審査員のマティスが「これは小さいキューブ(立方体)で描かれている」と言ったことから、批評家のルイ・ヴォークセルが、この展覧会評のなかでキューブという言葉を借用して、「ブラック氏はきわめて大胆な青年である。ー彼は形式を軽蔑し、風景、人物、建物など一切を幾何学的図式に、キューブに還元している....」と非難した。この用語がピカソ、ブラック、ドランらの新絵画の通称として拡がったというのである。
 これは事実であるが、ほんとうのキュビズムの創始者は誰なのか、ピカソがブラックより先だとか、いやドランがいちばん早いとか、さまざまな議論があって一定していない。しかし、キュビズムの創造と推進にもっとも才能を発揮し実力をみせたのは、ピカソとブラックであり、彼らの共同創造というふうに普通は考えられている。また事実、ピカソとブラックは初期のキュビズム時代に共同制作をしていて、どちらの作品とも判明しないようなものもある。

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キュビズムということばも 展覧会の審査員のマティスが「これは小さいキューブで描かれている」といったところからはじまりました。批評家のルイ・ヴォークセルはこのキューブという言葉を借用して「ブラック氏はきわめて大胆な青年である。ー彼は形式を軽蔑し、風景、人物、建物など一切を幾何学的図式に、キューブに還元している...」と非難した。
やっぱり 最初は非難されたんですね。新しい事をやるってことは 今もそうなのかなあと思いますが。誰が始めたのだろうということも ピカソなのかブラックなのか しかしその後の活動の取り組み具合だったり。目立ち具合だったり(笑)

今から見れば その歴史的一瞬には 審査員としてマティスがいたんですね。
マティスは色彩革命の人ですか? 印象派の色彩の明るいこと 美しいハーモニー
そのころ 造型革命が起こり始めていたんですね。こんなにヨーロッパではいろんな革命が 芸術でも起こりました。それとともに戦争も起こりました。戦争はこうした芸術革命もこなごなにするわけですが いやいやすべてではなく それらは人とともに何人かはアメリカへ渡り さらに新しい事へとつながっていくのですよね。

考えてみれば 印象派 キュビズム これらはけっしてはじめは褒めていった呼び名ではなかったんですよね。それからどういう経緯で褒め言葉というのか 変わっていくのでしょうね。新しいこころみに対する理解者と あきらめずに描き続けていった芸術家たちがなしたことなんでしょうね。
みなさんは印象派のどんな絵が好きですか キュビズムのどういうところにほれてますか? 知りたいなあ。

そうだ<猫と鳥>1939年 第二次世界大戦勃発の直前に描かれたもので、手法は動画的であるが、とあります。
キュビズムが始まったのは1907年です。またずれましたねぇ... 私なんか キュビズムが新しいことだとずっと思い続けていますが 第一次世界大戦よりも前にピカソやブラックは描いてるんですね。とんと昔の話なんですね。

さいならさいなら 
《 2016.03.12 Sat  _  1ぺーじ 》