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ピカソ

スキャン2009.jpeg
ピカソ 植村鷹千代 世界の美術 河出書房 1963の続きです。
作品は<食事>1953年 油絵 97x130cm ピカソはこういうアンティームな画面の場合でも、その自然な実感を失わないで、造型上では、何か意欲的な実験を試みようとしている

ピカソ芸術の出発とその背景

この点についてスタイン女史は一風変った意見を述べているから要点を紹介しておこう。

 「ーーキュビズムは、スペインでは日常生活の現実の一部分である。たとえば、スペインの建築はいつも風景の線を切断しているが、これはとりもなおさずキュビズムの基本である。つまり人間のつくった作品が、風景と調和を保っていないで、対立しているのである。それこそまさにキュビズムの基本であり、またスペイン的キュビズムの本質なのである。ーースペインでは自然と人間が対立している。ところが、フランスでは反対に両者が調和している。これがフランスのキュビズムとスペインのキュビズムの違いなのである。
ーースペイン人は、すべてに調和のないことをよく知っている。風景と家にも、丸と四角にも、多数と少数との間にも調和のないことをよく知っている。だから20世紀の絵画の上に、家と風景、丸と四角、また多数と少数の間にも、なにもかも調和のないこの20世紀の本質を、スペイン人が表現すべきであるということは、きわめて自然だったのだ。こうした性格が、アメリカとスペインとがともに彼らのモメントをこの20世紀に発見したかという理由であり、20世紀のフランス絵画がスペイン人を必要とした理由である。ーー」

***

キュビズムはスペインでは日常生活の現実の一部分である。
たとえば、スペインの建築はいつも風景の線を切断している。

これがキュビズムの基本?わかりまへんなあ わたしには。でもまあ わかったことにして

つまり人間のつくった作品が、風景と調和を保ってないで、対立しているのである。

これもどういうこっちゃろ。調和を保ってるフランスのキュビズムと調和を保っていないスペインのキュビズムの違いらしいですね。

こういうことがわかりたいから勉強してるんですけど こんなわたしにわかるんでしょうか。調和という言葉を私は本当は知らないんじゃないかしら。

スペイン人は、すべてに調和のないことをよく知っている。よく知ってるんだスペイン人は。

何もかも調和のないこの20世紀の本質? こうした性格がアメリカとスペインには 共通しているのである

20世紀のフランス絵画がスペイン人を必要とした理由である

わからないまま 今日は

さいならさいなら
《 2016.02.24 Wed  _  1ぺーじ 》