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川をのぞく

 スイスのレマン湖畔、コルソーという静かな村にある、ル・コルビュジェの設計した「小さな家」。そこは建築家コルビュジェのお母さんのための家だったそうです。このお母さんは百一才の長寿だったそうです。お父さんはこの小さな家に引っ越してから一年ほどでなくなったそうですが。
「いいなあ。親孝行な建築家の息子をもったお母さんは」
中村好文さんの「住宅巡礼」を読んだ人は とくにお母さんはきっとそう思いますよ。
それでいいことにしましょう。「家」の話というのはそこに住む楽しみも当然ありますが
そこはその幸運に恵まれた人に限られます。まるで自分も住んでみてる気分にさせる本はもう一人だけのものじゃあありませんよ。
「住宅は住むための機械である」ふむふむこれはどーいうことだ? コルビュジェはこれを信条としたらしいんですが。まあむずかしいことはさておき 「野良猫の展望テラス」が外壁につきだしてますよ。猫って高所恐怖症ではないのですかね いくらレマン湖がながめられるとはいえ わたしは猫になりたくない。 「犬の覗き窓は二段ほど踏み台を上がりここから外を窺えば世間の様子が分かり、世事にうとい箱入り犬にならないで済む。」箱入り娘 箱入り息子 箱入り犬。わんわん。
屋上には屋上庭園があり 桐の樹はでかくなってました。 「アリが侵入してきませんか」 などと云うのはわたしですが どうなんでしょうね。
小さな家なのに 息子夫婦が来ても泊れるのは ええですね。こんなふうにして窓辺でレマン湖をながめながらコーヒーをごちそうになりまして・・・(うそです。これがわたしの想像です)

でこの絵と「母の家」はどー関係があるの? ないですがあるのです。
同じ日に この絵をみて ル・コルビュジェの「母の家」を読んだのですから。
川は魚や石たちの家です 無理して云えば。



《 2015.07.09 Thu  _   》