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1ぺーじ

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しーちゃんからのおたよりの続きです。


前の分も この感動で写したかったのですが 霧までかかって写せなかったけど...
望遠レンズを持った人が「だれもがこの位置を考えるよね」と云ったんだけど その時は
この位置が見つけられなかった。 それでも何度も行ったり来たりしていると ふと振り向いた時に 「なんだ こんなところから見えるのか」と とんでもない所から見えたり。 手前の鳥居の下に「隠の御前の島」(戎さんが鯛釣りをしていた島)に鳥居が建ってて社もあったような気がします。 あなたたちが来た時 久寿夫さんが連れて行った所です。 神の領域です。

***

しーちゃん 2015年4月のカレンダーの裏にHBのえんぴつで書いた 手紙を書き写したよ。 私はしーちゃんに2Bくらいのえんぴつをプレゼントしたいくらいですよ 私のためにね(笑)。
大きな客船が 港を横切り 見えたりかくれたりしながら 通り過ぎていくーそれをカメラもって追っかける しーちゃんたち。
私は子どものとき母に連れられて 美保関に行ったとき 見たんだよ。 漁師さんの船が港に寄り集まっている中 真っ赤な ちょっと雰囲気の違うような船を。その光景を66になっても覚えていますよ。
「赤い靴 はいてた女の子 異人さんに連れられていっちゃった横浜の波止場から船に乗って...♪」 この歌とあの赤い船はどっかつながてて 小さな子供の頃は それでよかったんです。 ところが今「どうして 異人さんにつれられて 日本の女の子が 横浜の波止場から 行ってしまうのかなあ?」と考え込んでしまったり。「いや この女の子は外国の女の子で お父さんとお母さんに手を引かれて 客船に乗って 故郷にもどるところなんだよ」と思いなおしたりして。 私はこのイメージをよく絵に描いたものです。
鳥居から見えるかすかな船のかたち これとても神聖で ええなあ!
ラテン音楽もその船からかすかに聞こえて来たんかなあ?
お母ちゃんも美保関の出だから この話 遠い所で(?)聞いてるかもしれないね しーちゃんのお父さんやおばあちゃんといっしょにね。「なつかしいなあ」なんてね。
《 2015.06.13 Sat  _  エッセー 》