父のこと
１９７９年お父ちゃんは７１才で死にました。
「早すぎる」と思いましたが どっこい３人の兄達のうち２人が７３と６３で死にました。よく風邪を引き 胃腸も弱かったのでこんなに早く死んでしまったと。ところがさしてよわそうでもなかった兄達が死んでしまうと 死というのは 運命なのかなと思ったりもします。
わたしたち子供は だれも親と同居していませんでしたから 父が遺言めいたことをいったのかどうかはわかりませんでした。母がその１６年後、１９９４年に死んだので 父のことばを聞くかと思えば そういうこともなかったんじゃないかな。そもそも遺言とはなにか 何なんでしょうね。お金を残すことなんですか？ まあそれもあるでしょうが 他にもなんかあるでしょう。
それは「思い出」。知らず知らずのうちに子供らの中に育っていた癖や能力。
いろいろありますね。
「お前のからだの方が大事やから 来んでもええのに」と身重のわたしを気遣った言葉。
「やっぱりおやじはおこっているくらいのときがいいね」どの兄だったのかな そういったのは。
この絵は「Small pear tree in blossom」ゴッホ作です。
３月父が死んだ時に うちの池の傍に咲いていたのも こんな木でした。
やっぱりゴッホはうまいなあ。わたしもこんな木を描きましたよ。
なにやってるのかなあ あっちで
おたよりおまちしてます うっ むり