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おたより

Fさんからのおたよりです。
立岡さんのブゴウスキーのところを読んで

同年の友人が昔「はまっている」と言ってました。
「書くことの目的はまず第一に、愚かな自分自身の救済だ」、刺激のあることばですね。こんな風に思っていると、ええかっこうしいになってしまって、自分の書いている文章に自分が誤摩化されて、インチキを書きそうになることも防げるかもしれない。
「本は その時の読者が その本の薄暗さとおなじ暗さを共有したとき 忘れられないものになる そんな気がした。」
ふーむ、そうかも。

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Fさんおたよりありがとうございます。
今日の夕方は 暗く 蒸し暑いです。 なんか これぐらいのことでも 文句をいいたくなります。 心地悪いこと 悲しいこと 暗いこと そんなことが 耐えられないとすぐ思ってしまう 今人の私は ブゴウスキーのこれらの暗い内容に苦しくてじっとしずんでいられないと思うのです。この言葉のそばによりそってみる 辛抱強さも 感性も 「読む側の感性」だと思います。 かといって明るい軽い話を見聞きすると 「そうじゃなくって」と反発したくなったり。どないしたらええんやろ。
しかし今日の夕焼け まかっかというかサーモンまっかというか。空が燃えてまっせ!
ブコウスキーの『死をポケットに入れて』はつらいときに ポケットから出してきたらええんやな。 ブゴウスキーではありません ブコウスキーです。
《 2015.05.23 Sat  _  ちまたの芸術論 》