who am ?I

PAGE TOP

  • 02
  • 15

です

600.jpeg


のりばあ(N) なんて書いていいか
ほわいと氏(H)頭がまっしろになって
(N) こんな時は 「です」にしましょう
(H)「です」よねえ
(N) なんかいい詩はないかなあ

橋をわたるとき まどみちお

橋をわたるとき ぼくの手は いつだって したしそうに そのらんかんを たたいていく   たとい初めての橋であっても ぼくが しらないまに ひとり はずんで
まるでぼくと ぼくの手の間柄よりも ぼくの手と らんかんの間柄の方が より深いのだというように    ものが手の高さに 手のいく方へ どこまでも つづいているとき 手は思わず はずんでしまうのか 二本の前足から 初めて手に変わった ほうぼうの昔の日の感激を思い出して・・・    物が そこにあれば それを つかみ なげ
たたき 力いっぱい抱きしめることさえ できるのだと しった その日の 天にものぼる 感激を思いだして・・・

(H)やっと 入ってきました
(N) はずんでしまう手か・・「なんでそこでぱんぱんとそれをたたくの」そんな人いるよね
(H)昔の日の感激なんですね
(N) こどもなんかすぐやるよね
(H)そう思うとこっちまでたたきたくなりますよね
(N) 太鼓なんて 太古の昔からの感激じゃない?
(H)「です」はどうします?
(N) 「です」のままで
《 2015.02.15 Sun  _  オブジェ 》