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おたより

Sちゃんからのおたよりです。2003年です。

父は人の良い人だった。バカ程人がよかったのではないか あきらめない 粘り強い 根気の良い人でした。 私がご苦労さんと云わないと死ねないのではと思った位でした。
最後には本当に父に向かって「早く行かないと」と声をかけた程でした。

 近頃は毎日何でもない日を過ごしています。 あまりなんでもない日を過ごしてる気がしたので 朝目が覚めて寝るまでを書いてみて 自分を笑ってます。 気の向くままに身体から動かして 頭の方が後からついてきてる という毎日です。

皆様も頑張っておられる様子。 
美術館が出来たら見に行きたいですね。 楽しみが一つふえたような気がします。
よい時候になり皆様頑張っておられる様子 御体に気をつけて。

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Sちゃん2003年のおたより懐かしく拝見しました。

この年はSちゃんのお父さんが亡くなったのですね。 夏のおじさんしか目に浮かばないのは、わたしたちが夏休みにそちらに遊びに行かせてもらったということですね。 おじさんは わたしの母の姉の息子です。何人兄弟だったのかしら。

おじさんは郵便配達をしてSちゃんたちを大きくしたんだよね。 おじさんも、お母さんが女で奥さんも女で、三姉妹も女、女におされて大変(笑)だっただろうね。
「お父ちゃんはよけえなこといわんでええけん」とかなんとかSちゃんは云ってたよね。 それでもよけいなことを云いたいらしく、目をちゅうにうかして まるで独り言のようにいろいろ云ってましたよね。残念ながら よく聞き取れなかったんですが。

私たちはよそにおじゃまする時、子供が多いので、気を使ってしまうのですが、おじさんは「来たが勝ちだ」と云ってましたね。 あれ以来「来たが勝ちだ」を思い出して、いろいろ迷わなくなりました。お年玉を子供らがもらうと「もらったが勝ちだ」、ごちそうをいただくと「食ったが勝ちだ」などとね。 おじさんいい言葉をありがとう!

このおじさんと話すときは 自分も独り言のように話すようになります。 「おばあちゃんのお墓に行きたいな」とか。するとステテコ姿のおじさんは私の前に背中を見せてどんどん歩いてる。 わたしはめずらしそうにだまったまま私を見る、近所の人に頭をさげながら「はい、おじさんのいとこです。ちょっと若いですけど」みたいな顔しておじさんの後をついていく・・そんな2人になるのです。 近所の人たちは私がとびきりの美人だからじっと見てるんではどうもなさそうです。(笑) おじさんとこに来たのはどこのだれだ、と観察をしているのでしょう。そこいら中知り合いだらけでしょうから。
おじさんはついでかなにかのように親戚の小さな男の子(まえに登場した漁師のおじさんの孫です。)の手を引いて祖母のお墓詣りに歩いて行くのでした。その間も 私との対話はなく 独り言が一人歩きしてましたよ。

Sちゃんによると、おじさんは郵便配達をしてるだけあって、そこいら中の話を見たり聞いたりしてる人だったそうですね。古い話もいっぱい。生きた走る歴史研究者です。 どんな話だったんでしょうね。「お父ちゃんはよけえなこといわんでもええけん」などとやらんで、ちゃんと聞いたんですよね、Sちゃん!

でもそういう人が亡くなると 寂しいんだよねえ。 まあお父さんだからあたりまえだけど。 またそんな話も聞かせてね。

その頃は夫せいの絵のある美術館、建ててるころなんです。 私設美術館 「バナナムーン」です。 長男Yが館長をやってます。 魚釣りの好きなYです。結婚して子供が2人います。

おたよりおまちしてます!
《 2015.02.09 Mon  _  ちまたの芸術論 》