--------------------文体論パート7《私たち二十世紀に生きる女にとって、やろうとしてもやれないことは、もはや何ひとつないように思える。女の宇宙飛行士さえ出現したし、首相とまではいかなくても大臣となると、その数は両手の指を折っても追いつかないであろう。女王は、ずっと昔から存在した。ただし、ごく少数の例外はある。これらは、未だに女の前に、門戸をかたく閉じている。その中のひとつは、キリスト教界の首長である、ローマ法王の座であろう。ニ千年このかた、聖ペテロの後継者、神の地上での代理人とされている法王の三重冠を頭上にするのは、男ということになってきた。男にかぎるという法律があるのかどうか知らないが、男だけ選ばれるのを、誰も不思議に思わなかったことは確かである。ウーマンリヴの猛女連も、法王の座を女にも解放せよとまでは、今のところ要求していない。ところが、中世史を調べていた私は、このまったく女に縁のないように思われてきた地位に、どうやら一度だけ、女が坐ったらしいという史料を見つけたのである。十三世紀のもので、名をあげるのはやめるが、三人もの年代記作者が書いている。しかも、話はそれで終りではなく、十五世紀にも十六世紀にもあり、つい最近などは、映画にまでなった。しかし、ローマ法王庁の公式記録には、まったく記載されていない。今世紀のはじめの頃までは、この女法王について書いた者は破門されたほどである。だからというわけであろう、カトリックでないプロテスタントに、彼女について書いた人々が多い。カトリック教徒は、これを"伝説"として片づける。イタリアで最も権威ある百科全書『トレ・カーニ』も、伝説として短くふれているだけだ。伝説ではない歴史的だと実証する史料が完備しているわけでもないので、歴史的事実だとするプロテスタント側の主張も"伝説"説を完全にくつがえすことができないのである。歴史には、あちこちにこういう話がころがっている。学者たちの講義する歴史には、このような明確でない話は影さえもおとさないが、それは、科学的に実証されたことしか講義しないという学者的良心のためであろうと、歴史学者でない私などは考えている。》みをぎ
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みをぎさんおたよりありがとうございます。
今回の本は誰のことが書いてあるのかな。
<私たち二十世紀に生きる女にとって、やろうとしてもやれないことは、もはや何ひとつ
ないように思える。>ここからはじまるのですが、この言葉どっかで読んだことあるなあ。 女の宇宙飛行士だって、大臣だって女王だって。ただし少数の例外はある、と。
ローマ法王の座
二千年、そうであると。しかし十三世紀に一度だけ女が法王の座に座ったことがあるらしい。しかしローマ法王庁の公式記録には、まったく記載されていないらしい。その女の法王がいたことを書いたのは三人の年代記作者。それはいずれもカトリックでないプロテスタントらしい。
とこういうような話なんだけれども。 きのうロシアのエカテリーナ女王のことテレビでやってました。エミルタージュ美術館には彼女が集めさせた数々の名画がおさめられています。とくに、ええっとだれだっけ、ルーベンスだったかなあ(こんな大事な巨匠なのに思い出せない!)の作品はすごい。レオナルド・ダヴィンチの初期の幼いキリストとその母マリアの像ははっとするほどうつくしいです。
この女王は若くしてドイツからロシア(ロマノフ王朝でしたっけ)に嫁入りするのですが、なかなかの人で、結婚相手には好かれなかったものの、その母君や民衆には好かれました。かくして夫をさしおいて女王の座につくのですが、ロシアって地図でみると大きい国ですねえ。
と、こんな話をしてたら、クイズの答えを出すのを忘れてしまいそうですね。時間稼ぎだったりして。
で、これは答えが出て来ないものの、「そーなんですねえ」 でも「そうかなあ」女はなんでもなれうる時代なのかなあ。せんべをかじりながら思うんですけど。アリとかはちとかの女王はゆるぎない座ですよねえ。遺伝子にまで組み込まれてますよね。
さてそろそろ答えをださなくては皆さん並びにみをぎさんをまたせてしまいます、はい。
わかりません!教授
みをぎさんは言うのでした。
夫せいNに訊いた? ききましたよう。でも知りません。(もしかして夫せい物知りじゃないのかも)
イタリア専門の作家といったら塩野七生さんしかいないのです。
たしかにぃ
これは軽い読み物です。
体重何キロです?
『ローマ人の物語』は長いので、こういう短編から入ります。面倒くさくないでしょう?
面倒くさいというよりは、クイズは「この三人のうちから選べ」とか、生徒にお慈 悲を。こんぺいとうは甘いです。(関係ないか)
『トレ・カーニ』というイタリア語、覚えとくと一目おかれるかも(イタリアで最 も権威ある百科全書』)
ええっと、これはなんのコーナーでしたっけ? そうそうおたよりのコーナーでした。
おたよりおまちしてます。みをぎさんの本棚はけっこうすごいんだろな