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1ぺーじ

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『アフガニスタン・命の水を求めて』の続きです。

井戸掘り事業の困難
 ニングラハル州全体の渇水地帯に展開されるようになった井戸掘り事業。私の意を体してその先頭に立ったのが、当時ペシャワールのPMS病院で有志として働いていた蓮岡、目黒といった日本青年たちである。
 こうして診療所自ら率先して清潔な飲料水の獲得に乗り出す活動が始められたが、人口、面積から言えば、ペシャワール会の手掛けたニングラハル州ソルフロッド郡の惨状はダラエヌールに100倍した。九月十三日の時点で、住民を動員して掘り始めた井戸が113本、その数はさらに増加していた。冬を前に同郡だけで最低300本を目指していた。
 こうなると、かなりの組織化が必要になる。単に陳情に応じて出掛けるだけではなく、十分な調査が要る。ーー 

ここからが1ぺーじの文面と井戸掘りの作業工程の図です。その後こういう文が続きます。

 第二に、事情が地形によって全く異なることであった。例えば川沿いの場所では、排水後ものの数分で水が滔々と沸き出してもとの水位に復し、掘削を進める時間を与えない。別の所は砂状の地層で、掘削が可能でも井戸の底がフラスコ状に崩れ、危険である。既に二カ所で崩落して井戸が埋まり、危険と見て作業を中止、新たな井戸を近くに掘り始めた。ーー
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井戸掘りといっても、その前に十分な調査が要るんですね。「ほんとうに必要かどうか、一本の井戸を何家族が利用できるか、機材の運搬方法、地元の井戸掘り職人の協力、そして職人・現場労働者約600名の組織化と管理、機材・器具の調達、他の欧米NGO(非政府組織)との協力、地方政府との折衝・・・。それでも数ヶ月かかるところを、ごく短期間に膨大な量の仕事をこなした。」とあります。冬になると作業が難しいからなんでしょうね。こうしたことを実行していくためにはこれだけの「前もってやらなくてはならないこと」があるのですね。これは一人ではできません。実際井戸を掘り始めても、いろんな困難が待ち受けていました。排水ポンプを調達するだけでも国境を超えてそれをやろうとすれば「輸出手続き」がいるんですね。これが面倒なんですね。日にちも要するし。そしてそれが終わると今度は「輸入手続き」これがまた何日もかかる。荷物はその間国境で留め置かれるんですね。その頃までには、枠を外した井戸の壁面が乾燥して崩落が始まり、作業が困難になるー。
この作業がいろんな理由で困難だったのかよくわかりますね。井戸掘りは事情が地形によって全く異なることであった、とも。危険を伴う作業でした。

《 2014.11.27 Thu  _  ちまたの芸術論 》