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1ぺーじ

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これは『ピーターラッビットのおはなし』ビアトリクス・ポターの本です。いしい ももこ訳。1971年、福
音館書店から出ています。
このお話は世界中でよまれる息の長いおはなしです。わたしはこの本をフリーマーケットか古本屋で手に入れたと思います。今の表紙よりちょっと古びてるのは、これが古本なのかそれとも1971年にはこういう味わいのある挿絵があったのか。それでもわたしは長い間この、横10、5×縦14、5cmの小さな本の中にはいってみることはありませんでした。で、今読んでみたのです。本の入り口でやめるんではなくて、やっと入ってみる事になれてきたというのか。この「1ぺーじ」連載でちょっと本になれてきたのかも。ありがたいことではありま
せんか。そして読んでみるとこれが1ぺーじ1ぺーじがなかなかの絵と言葉。これはうさぎのピーターラビットという男の子の話です。おかあさんに「さああそんでおいで」と4人兄弟は言われるのです。そのときにお母さんに「でも、おひゃくしょうのマグレガーさんんとこの はたけにだけは いっちゃいけませんよ。 おまえたちのおとうさんは、あそこで じこにあって、マグレガーさんのおくさんに にくのパイにされてしまったんです」と言われてるんです。この言葉すごくないですか?3人の姉妹は森でくろいちごをとりにいくのですが、ピーターはそのマグレガーさんの畑に直行。そこでにんじんやレタスさやいんげんなどを食べまくるのです。そのうちにむねがむかむかしてきたので、パセリを探しに行ったところでマグレガーさんにばったりでくわしてしまうのです。それからはにげるにげる。パニックもええとこです。あわやの連続です。この挿絵のところはピーターが、網に服のぼたんがひかかって、もうだめだと力なく涙をこぼしてる、かわいそうなシーンなんです。ここでなんだか私は大人なのにほろりとしそうになるので
す。絵がとても上手なのと、すずめたちが、「どうぞ がんばって にげだすように」というからです。そこでピーターは大切な服をぬぎすててまたにげだすのです。またいろいろあるのですが、だんだんにげるのがうまくなってるようです。これはわたしの感想かな。いやあ、このおはなしはすごい。1ぺーじ1ぺーじがぴんとたってるというか、いきいきしてるというか。こんど孫にこのおはなしを聞かせようかな。まだまだ小ちゃいから、ええかも。などとたくらむのりばあですが、そのまえに咳をどうにかせんとね。
《 2014.10.08 Wed  _  ちまたの芸術論 》