これはファイルの中に書いていた本の感想文です。一つは朝吹登山水子さんの『私の巴里・パリジェンヌ』。もう一つは『おもろうてやがて哀し』ミヤコ蝶々さんのはなしです。この二冊、だいぶちがってるんですが、それはあたりまえなんですが、とてもよかったんです。本を平行して読むことはよくありますが、よほどこの二冊がよかったのか、感想をかいているのです。ところが、私は映画を見た後とかこうして本を読んだ後、人にその本のことを話したりするのが、とてもへたです。こういうことがうまい人はそれだけでも、えらい能力だと思うんですが。それでも、こうした本を読むと影響は長い間受け続けますね。パリのことが出てると、手にとってみるとか、印象派の画家達はパリに集まっていましたが、いまだにファンです、あの絵描きたちの。いいとこどりのパリなんですが。まんがの『パリパリ伝説』なんかかわかみじゅんこ作なんですが、嫉妬をおぼえてしまうほどです、パリに住んでるなんて、と。出不精な私なのに、どうしてなんでしょうね。とても上品な、パリに長く住まれた朝吹さんらしい文章です。 『おもろうてやがて哀し』のミヤコ蝶々さんは笑いの王様やと今でも思っています。にたーっとわらったあのなんともいえない表情。そんでも、蝶々さん、苦労してるんですねえ。漫才の相方、なんとゆうじさんとのことでも。結婚もしましたが、別れました。別れてからも漫才はいっしょ。そういうかんじでも、病気するとかけつける。「哀し」が深いです。二冊ともずいぶんまえに読みました。1995年にね。絵を描いた後、一日1ぺーじよむことにきめていたようです。あのころはまだまだ家族のことでも忙しかったんですね。