atelier naruse アトリエナルセ

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もっと服のハナシ
それぞれの商品ページでは紹介しきれなかったことや、もっと知っていただきたいこと、
そんな洋服やくつしたなどにまつわるあれこれを、「もっと服のハナシ」で書いてます。

2020.09.05

【—–ちょいと、探求モード。②】ま〜きの!こと牧野さん

【—–ちょいと、冬へ。|マフラー&ミトン先行受注販売】(〜9/9(水)22:00)の企画に合わせて……老舗メーカー「DARUMA|ダルマ糸」(横田株式会社)では、このマフラー&ミトンの手作りキットをご用意されるそうです。

12月上旬、「DARUMA STORE」(ダルマ糸の公式HP内、左上アイコンをクリック)にて発売されるそうですよ。詳細はInstagramなどにてチェックしてくださいね。

こちらの写真の方が「DARUMA|ダルマ糸」を製造する老舗メーカー・横田株式会社 企画課の牧野 貴子さん。色白でしてね、静かにボソボソと…そう!まるで中森明菜(説明省略!)のように喋るのが印象的で、落ち着いた雰囲気のとっても素敵な方なんです。「もっと服のハナシ」の記事を書いておりますライターKanaeは、前回でもお伝えした通り今度は牧野さんの魅力に迫ります!

このマスク、見てみて! ダルマ糸さんオリジナルブランド「DARUMA FABRIC」の生地で手作りをされたのだそう。可愛いね〜欲しくなっちゃう。成瀬さんいわく「手作りが大好きな人にとって、牧野さんは憧れの存在」とのことで、atelier naruseのスタッフにもファンがいるんですって。

__横田株式会社 企画課ではどんなお仕事をされているの?

牧野「シーズンごとに、新しい商品の企画をしています。たとえば毛糸ですと、打ち出したいテーマや色、パッケージ、メインビジュアルを決めて、どんなものを作って販促するかなどを考えます。おもにグラフィックデザインを担当しています」

__そもそもatelier naruseとの出会いは?

牧野「初めて成瀬さんを知ったのは、モデルのまゆちゃんと成瀬さんがサスペンダースカートで双子みたいに写っているポストカードを見たのがきっかけですね。それから木テーブルでnaruseのアイテムを買ったりして」

成瀬「ダルマのオンラインでも、よく見たら牧野さんらしき人がうちの服を着てくれているな〜と気づいたりして(笑)」

牧野「ほぼ、naruseの服を着てます(笑)」

牧野さんにとってnaruseとの出会いは2009年の春夏コレクション時、このポストカードがきっかけ

__牧野さんはatelier naruseの服はどんな印象を?

牧野「着ていて優しいと思う。着ていて安心するし、naruseじゃない服を着ると気持ち的にそわそわしちゃうくらい」

成瀬「嬉しい〜」

早川「へぇ〜!」

牧野「落ち着きたいときは、naruseのなにかを身につけているんです。あとは生地が優しいと思ったり、腕の上げ下げがしやすかったり、しゃがみやすかったりして動きやすく。とにかくすごい落ち着くんですよね、って自分で言っといて恐いんですけど(笑)」

成瀬「いやいや、嬉しい」

早川「何人か同じことを言ってくれる方がいて。お守り代わりに着ていますとか。でも僕らからしたら理屈がよくわからないから。具体的な機能性ってこと?」

牧野「機能性もあるし、モノとして着ていて安心する。服って着るものじゃないですか。着ていると服に優しくしてもらっている感じがして。naruseの服を着てもう10年近くになりますね」

成瀬「嬉しい(ニヤニヤ)。Kanaeちゃん、ちゃんと書いてる?」

一同笑

数あるお気に入りのなかで、とくにこれぞというものを選んでほしいと牧野さんにお願いしました。撮影はご本人によるもの。naruse愛がひしひしと伝わります

__どんなきっかけで一緒にお仕事をするようになった?

牧野「横田株式会社が著者の『うれしい手縫い(ダルマ家庭糸の針仕事ノート)』(グラフィック社発行)という本で、手芸をされている方々に取材をしていくという企画があって、そのなかのひとりに成瀬さんを取材させてもらいたいという案が通って、お会いしました」

成瀬「牧野さんとの最初の頃は、客観的にatelier naruseのことを教えてもらえた感じがして。それがすごく新鮮で。さっきの着ていて安心する〜という言葉もそんなふうにお客さんに届いているんやなと気づけたり」

早川「単純に、オタク的にうちらのことを知ってくれていたんよ。初めて取材に来られたときも、あの何年にリリースしたあのアイテムですよね。とか、こういう生地でも出していたよねとかもいえるくらいで」

成瀬「私より知っていて(笑)」

早川「atelier naruse図鑑のように、めっちゃ知ってくれていたんよね」

牧野「ブログもすごく読み込んでいたんですよ」

早川「取材の時に、俺らのことを本当に好いてくれてる!と。それがきっかけで公私混同で仲良くなっていったからさ。それが3、4年前の話やけどあまりそんな気にならないくらい。もっと前から知っている存在な気がして」

成瀬「頻度としてそんなにしょっちゅう会うわけではないけど」

早川「もしかしたら今では文子ちゃんが牧野さんを好きになっているかもしれないくらい」

成瀬「恥ずかしいな〜(デレデレ)」

__さっき仰っていた成瀬さんのブログもよく読んでいたと…

牧野「成瀬さんの言葉は、等身大の言葉で、格好つけたりとかなにかを取り繕っているわけじゃなくて。安心感があって落ち着くなと。もっとキレイにみせようとか、格好良くみせようとかじゃなくて、成瀬さんの言葉で書かれていたり、早川さんの言葉で書かれていたり。そういうのがいいな〜と思って。そういう私生活がみえるデザイナーさんがあまりいないように思って」

__atelier naruseからみて、牧野さんはどんな存在なの?

早川「牧野さんって、自分のことをあまり喋らない方で。ただ、そんなこともできるの?と、掘れば掘るほど色々出てくるのよ」

成瀬「モノづくりに対してのハードルがすごく低いんやと思う。フットワークが軽い」

早川「今回も、今までの仕事もそうやけど、一緒に生地とか作らせてもらったりとかね。そういうことをストレスなく、楽しんでできるってじつは稀有なことで」

成瀬「なんか仕事っぽくないよね。創作意欲が高いということなんかな〜。なんかやっているうちに、おもしろいもん作りたいなとお互いが思える存在」

早川「よく考えたら、ダルマ糸さんは俺らとは比べ物にならないくらい知名度もあるし歴史もあるのに、横田社長にしても、牧野さんにしても、別け隔てなくお付き合いができている感じがして」

牧野「いやいやいやいや…(恐縮中)。わたしとしては、atelier naruseは憧れの存在で…ましてや今このように一緒にお仕事をさせてもらっているのもなんだか狐につままれたような、夢の世界にいるような不思議な気持ちです。今までいろんなお話をさせてもらって、モノづくりを一緒にする上でおふたりの考え方を身近に感じることができています」

 

牧野さんにとってatelier naruseとは、丁寧に時間をかけて心のあるモノづくりを一緒にやっていきたいと思える存在と仰っておりました。

わたくしね、そばで御三人方のお話をお聞きしていると、モノづくりに対する探究心や可愛いと思う感覚が自然と共有されており、これぞツーカーの仲なんだな〜と、そんな関係でお仕事をできるのはとても素敵だなと羨ましく思いましたよ。

牧野さんのお人柄、atelier naruseへの愛情は伝わりましたか? その証拠に、取材当日の彼女のお洋服は全身atelier naruse。偶然にも、早川さんと白のカットソーがお揃いだったのでありました!

 

text:Kanae

::profile::
ライター。子育て、健康など
衣・食・住にまつわる気になったものは
なんでもかんでも首を突っ込まずには
いられない性分。最近はオーガニックフード
について企画、執筆の制作にも携わっております。

2020.09.05

【—–ちょいと、探求モード。①】マフラー&ミトン先行受注販売

9/2(水)からスタートした老舗メーカー「DARUMA|ダルマ糸」(横田株式会社)とのコラボレーション【—–ちょいと、冬へ。|マフラー&ミトン 先行受注販売】について、成瀬さんとは古くからの友人であり、『もっと服のハナシ』の記事担当をしておりますライターKanaeが、いろいろと深堀りしたことを紹介します。やっと、もっと服のハナシらしい情報をお届けできそうでわたくし感無量!

フォークランドウール手編みケーブルロングマフラー

シェットランドウール ~loop~ 編み込みミトン

<先行受注販売 期間日>

〜9/9日(水)22:00「atelier naruse 」Online storeにて
アイテムは12月上旬から順次お届け

※手作りキットも販売
手作りしてみたい!という方に最適な編み物キットが用意されるそう。こちらのキットについては、ダルマ糸公式HP内「DARUMA STORE」にて12月上旬に発売予定

 写真のモデルは、ダルマのマークがシンボルのダルマ糸を製造する横田株式会社 企画課のま〜きの!こと牧野 貴子さん。素敵な方です。ダルマ糸公式HPのデザインワークや文章など、牧野さんがご担当されているそう。また趣味だと仰る手芸のクオリティは、プロ並み・既製品級です。い〜い〜な、い〜い〜な、手先が器用ってい〜い〜な♫ 

 

牧野 貴子さんをお招きして、
早川さん、デザイナー成瀬さんとの座談会を敢行!
ミトン&マフラーについて喋っていただきました

 

すこし先のワクワク感を…

早川「atelier naruseの洋服は、ほんとに着たいときに、そのときの空気感にあわせて新作をリリースするべきだと心がけているんだけど、このコロナウイルス禍で先がどうなるんだろうと不安になって、目の前のことばかりしかみえていない時期に、ちょっと先のクリスマスのことを考えたらワクワクしてきたんよね。atelier naruseが好きなお客さんにも目の前の視界がパ〜っとひらける感覚になってほしいなって」

__ボクラ(株)代表の早川さんがコロナウイルスの自粛期間中に味わった実体験をもとに、このクリスマス企画が生まれたそう。なぜにダルマ糸さんとタッグを組もうとなったのよ?

早川「取材でよく聞かれるのが、今シーズンのテーマはなんですか?って。たとえばシーズンのキャッチコピーをつけて、そのコピーに合うような洋服を何点か作るという全体から入る考え方があると思うけど、うちはそういう設定はしていなくて、部分から入るんよね」

__ほう!

早川「まずはすごく人気があったいわゆる定番商品ものは作るよねってなって、つぎは、過去にこういうものを出していたけどいつかまた作ってくださいねとリクエストのあったアイテムをつくろうかとなって。それから、牧野さんのように、近くにこういう人がいる。じゃ〜あの人と仕事をするならこういうものをつくってみたいなという流れで……」

成瀬「牧野さんありきで進めていった」

__牧野さん…とは、冒頭でもご紹介しました横田株式会社・企画課 牧野 貴子さんのこと。このコラボレーションをする“きっかけ”となったキーパーソン。

早川「atelier naruseのニットターバンは、ダルマ糸さんに作ってもらっていて、今回で4シーズンになるんやけど、徐々にリピーターが増えてきていて」

__むむ! ニットターバンのときも、始まりは牧野さんとお仕事をしたかったから?

成瀬「そうやねん。牧野さんがプライベートで編んでいるターバンが鞄からさ、いっぱいわさわさ出てきたのをみて(笑)めちゃかわいいな〜と。わたしもほしい〜と」

早川「で、牧野さんと、そろそろなんか新しいのを作りたいよねって話していて。そもそも毎年クリスマスに何かしたいなっていうのがあるから、その時期になんかないかな〜ってなったときに、あ! と。ミトンをすでにダルマ糸さんで作っていて。すごく可愛いから、うちらもミトンを作らせてもらえへんやろうか、というのがはじまり」

読者のみなさまどうですか。
お気づきの方もいますよね。早川さん、よう喋るんですわ。わたしもうんうん聞いていて、気づいたら成瀬さんのコメントがあまり取れていないよね。みんなの気持ち、知ってるよ。成瀬さんの声を聴きたいって。あと、せっかく紹介した牧野さんの声も聴こえてこなかったよね。ごめんごめん。ライターKanae、惨敗(笑)仕切り直します。

ロングマフラーにした理由…

__めちゃくちゃ長いマフラーができたね

成瀬「すごく長いマフラーってよくない?とみんなで話していて。ありえへんようなやつとか、かわいいなって。マフラーの模様も、牧野さんがいくつか候補を出してくれた上でどれがいい?と相談しながら決めていったよね」

牧野「成瀬さんからこんな感じのマフラーがいいというイメージを頂いていたので、それをもとに、シェトランド島で漁師さんが着ているようなセーターの模様…ごりごりの大きい柄とかあるなかで、これは比較的こまかめの柄ですね。ちょっとだけ編んで…スワッチというんですけど、それを用意して選んでもらいました。今回のマフラーは、鹿の子編み、ハニカム編み、ケーブル編みの3種の模様が施されています。これをすべて手編みでやるんです」

__え!? 手編み

成瀬「そうなんよ。一本からオーダーができるときいたから、既製品にはない、お店にはなかなか売っていないようなロングマフラーにしようとこだわったかな。編地に関しては、わからない部分も多かったので、糸のことを熟知されている牧野さんにフォローをしてもらいながら進めていった感じで。普通、製品にするときは、多くのお客様が欲しいものって考えがちになってしまうのだけど、今回は一部のお客様が「いい!」と思ってくれればなと」

牧野「編み糸はフォークランドウールを使用していて、白度が高く、とってもスポンディッシュ。もちもちしていて、首周りがチクチクしないんです。湿気を帯びたような弾力のある糸なので質感がとっても良いものを採用しました」

早川「マフラーの長さは大体180cmくらい。文子ちゃんは企画が進み始めたばかりのときから、マフラーは超がつくほど長いのがいい!って言っていたよな」

成瀬「牧野さんこれ、どれぐらいで編めるん?」牧野「そうですね〜1日5時間ぐらいかけたら2週間くらいでできるかな〜」

ミスから生まれたワンポイント刺しゅう

__お次はミトンのお話を

成瀬「ミトンはね、牧野さんが編んだものをみて、それ欲しい〜!となり、でも編まないとあかん、わたし編めへん!ならば作ってしまえ〜と(笑)」

牧野「ありがたいです。弊社が4冊目に発行した『DARUMA PATTERN BOOK 4』にミトンのページが載っていて、それをもとにわたしが編んだものを成瀬さんが気に入ってくださって。今回のミトンの参考にしてくださりました」

__マフラーは手編みだけど、ミトンは機械で?

牧野「全部機械でやるというわけではないのですが、編み込み模様の針は手作業で替えます。また親指の部分をくっつけるのも手作業でしかできなく。さらにアパレルの機械とはまた異なり、最後の両面をくっつけるのも手作業となるので……編み機を使ったハンドニットという言葉の表現が合うかも」

成瀬「感覚でやっていくから編み手さんの編み癖はでる?」

牧野「ミトンはそこまで個体差は出ないですね。マフラーのほうが手作業でしかできない模様編みが多い分、2本針となわ編み針で針を替えながら編むので時間がかかります…」

成瀬「めんどうくさいぞ!と(笑)」

一同笑

成瀬「ミトンの表面は、atelier naruseの靴下のデザインでよく使用しているループ型がしっくりしてかわいいな〜と思って。それこそ既製品にはない、左右非対称のデザインでもいいのか!と思って、ループ模様を左と右それぞれに縦と横にしたんよ」

牧野「びっくりしたのが、ふつうだったら赤の糸で編み込んでしまい、手編みではやらないんですど……青糸で編んだ上にさらに赤い糸で刺繍をしているんですね。この部分だけぽこっと立体感がでてすごく可愛いなと。あえて手作り感がここに出ているなと思いました」

成瀬「サンプルをもらったときに、ひとつだけミスがあって。青で編み込まれた上に、牧野さんが赤糸でここにはほんとうは赤がのりますと刺繍していたのが、むしろそっちのほうが可愛いかってん。ふつうに赤が編み込まれているミトンのほうが全体的にみてもフラットやったり、馴染んではいたんだけど、上からあえて刺繍をしたほうが、ひっかかりがあって逆にこれにしたいなと。ミスがきっかけで生まれたという(笑)」

牧野「なるほど〜と思いました。たしかに刺繍っぽくなっているなと。ハンドニット感もあって、まさにここが可愛いポイントですね」

成瀬「違和感があっていいよね〜。裏面の柄はよくみる柄よね」

牧野「エストニア産のミトンでもよくみかけますよね。細かい模様でその分編み糸をたくさん使っているんですね。だからその分、生地が丈夫になります」

成瀬「だからこの柄が多く採用されているのか。へぇ〜勉強になる。ニットの世界は奥が深いね」

早川「ミトンの裏面みて」

__うわ!

成瀬「穴があいてるやろ。携帯電話の画面を触るときわざわざ脱がないといけないから」

早川「いまはいろいろな手袋があって、手のひら側に電子画面に反応するものとか。でもこれはそれらの原始版やね。このポイントも、もともとダルマ糸のオリジナル商品でされていたのをベースにさせてもらっていて」

牧野「ミトンはシェトランド島の羊の毛を採用しています。毛がしっかりしているし、弾力性があります。やぶれにくいんですね。あと毛玉ができにくいので、使えば使い込むほど、自分の肌に馴染んでいくような…洗えばあらうほどふっくらしてきて。だから、ミトンって洗濯しにくい印象だと思うのですが、怖がらずに思い切って洗濯してほしいです」

ミトン&マフラーの洗濯のコツを伝授!

__ミトンなのにこわがらずに!? ならば洗濯方法を教えて

成瀬「わたし、よくニットの洋服を洗うときに洗濯で失敗して、縮んでしまうことがよくあって。ハンガー吊りよりも平干し?」

牧野「セーターのときは、わたしは靴下を干すピンチハンガーの上に、洗濯ネットを広げて畳んだままの状態で干しています。袖あたりがだらんと垂れ下がると伸びてしまうので」

成瀬「とくにこのマフラーも、畳んだ状態のまま平干しにしたほうがいいよね」

牧野「そうですね。お洗濯については、マフラーはぬるま湯で手洗いしてください。ミトンは、ぬるま湯で手洗い、もしくは洗濯機ならば「ドライ」「ソフト洗い」でも大丈夫です。最後の脱水は1分ぐらいがちょうどいいと思います」

__洗濯するとふんわり感がなくなるのでは?

牧野「洗うとよりふっくらしますよ。しばらく使用してふんわり感がなくなったら半乾きの状態で熱いスチームアイロンをかけると、毛が立ってきて編目も整うので、ふんわり感を復活させることはできますよ。どちらかというとミトンのほうが、毛がしっかりしているので安心してお洗濯ができると思います」

 

さてさてみなさま、
【ミトン&ロングマフラー】の良さは十分に伝わりましたかね?

とくに今回お会いした、ダルマ糸の企画課 牧野貴子さんのatelier naruse への愛がもう溢れておりまして……次ページでは、その溢れた愛を回収するべく牧野さんの魅力に迫ります!!
(この展開にご本人が1番びっくりされたはず!)

 

text:Kanae

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について企画、執筆の制作にも携わっております。

 

2020.07.03

フォーマルのハナシ。(2020年改訂ver.)text/成瀬文子

こんにちは、デザイナーの成瀬です。

今年もはじまりました、2021年度のフォーマルライン先行受注販売。

息子が通う保育園の卒園式、小学校の入学式にむけて、フォーマル服をつくるぞ!
そんな、とても個人的な思いからはじまったこの企画も今シーズンで5年目となります。
5年間、かわらないデザインのワンピースとジャケット。

ただ、サイズは毎年少しずつ増えていき、今年はジャケットに42サイズが加わります。

息子は現在、小学4年生。まだまだ先に思えた小学校の卒業式、
中学校の入学式もそう遠くない未来になってきました。
当時30代中盤だったわたし自身も40代。
サイズもこれまで38サイズを着ていましたが、
いまでは40サイズのほうがしっくりと似合うようになってきました。(笑)

また、今年はブラックフォーマルを着る機会もありました。
自分でいうのはおかしいですけど、ああこのフォーマルは、いいな。と思いました。
いつもの自分のままいれる服だな。と思いました。
大切な日にこそ、気持ちを落ち着かせてくれるような、
普段の自分がそっと、ささえてくれているような服だなと改めて思っています。

いつもはクローゼットの奥にあるけれど、
いざというときにたよりがいのあるフォーマル服であったらいいな。と思います。

2020年7月3日に追記 atelier naruse デザイナー 成瀬文子

↓※ここからの記事は2018年の記事に追記・改訂をした2020年ver.となります。
ブラックフォーマルをはじめてつくったシーズンの記事ですね。
サイズについてもあれこれと書いていますので、
どれにしようかな。と悩まれているみなさんの参考になりましたら幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※フォマールラインをつくることになった2016年当時のくわしい経緯は、
過去の読書室  /「ある日のハナシのシ」に掲載されています

息子は今年の4月で小学校2年生になりました。
毎日元気に登校し、機嫌よく帰ってくる日もあれば、
友達と喧嘩してなきべそで帰ってくることもあったり。
なんだかまいにち、いろいろとあるようです。

フォーマルラインのイメージ写真は、
私たちがプライベートでも10年来お世話になっている
いとう写真館」のカメラマン・伊東俊介さんにお願いしました。

2年生になった息子にも撮影に協力してもらって、
すこし小さくなったスーツを着て1年生の役になってもらいました。
家族3人で正装をして、丹波篠山の桜が満開の日に撮影をしました。

伊東さんが撮ってくださった写真は、自分たちでいうのもおこがましい気がしますが、
まるで映画のワンシーンのようでした。
桜が舞っていて、春の季節のうれしさとさみしさとが入り混じったようなシーン。

子育て中のわたしたちは、なんだかちょっとさみしくて、切ない気持ちになるのですね。
こどもが成長していくのは、とても嬉しくてよろこばしいことなんだけど、
こどもの成長は、ちいさかった「君」とのお別れの連続でもあるんですよね。
なんだかそんなことを、感じてしまうような写真を撮っていただきました。

そして、今回はじめてつくったブラックフォーマルのイメージカットも、伊東さん。
モデルを担当してくれたのは、こちらは15年来の友人でもある、かなえちゃん。

かなえちゃんは前回のシーズンからモデルさんとして初登場してもらいましたが、
親しみやすい人柄がにじみでているのか、あたらしい髪のみじかいモデルさん、いいね!
という声も多数いただきました。

そんなこんなでフォーマルラインにあらたに加わった「BLACK FORMAL」。
「ブラックフォーマルもつくってほしい」というお声はみなさんからもちらほら。
そして、わたし自身も来年40歳を迎える前に、
そろそろ大人のたしなみとして、揃えておきたいな。と思っていました。

きちんと思いを込めてつくられたもの、そして大切に一生持っていたいもの。
購入するときに背筋がのびる感じ。そんな礼服をつくりたい。と思ったのでした。

華美ではなく、潔いシンプルさの中にさりげなく、
元気づけてくれるようなこまやかなデザインがある服。
Aラインワンピースをつくったときに、
ブラックフォーマルをつくるならこのワンピースがいい! 迷いなく、思いました。


black formal A line one-piece dress / black

さてさて。ここからは各商品ページではすこしわかりにくいかな、
というサイズの微妙な違いを、紹介していこうと思います。

まずはブラックフォーマルも加わったAラインワンピース。
36・38・40の3サイズ展開です。
(※2020年7月現在は、42サイズも加わり4サイズ展開になっています)

まず、上の写真はデザイナーであるわたしが着用したAライン。
Aラインなので、おなかぽっこりさん、
おしりが少し気になるなあ・・・という方にも、すっきりと着ていただけます。

ちなみに、わたしは、身長158㎝。おそらく、標準体型です。
(やや最近まあるくなってきましたが・・・)
着用しているサイズは「38」サイズ。
ブランドやターゲットによっても様々ですが、
atelier naruseではミセスのMサイズや9号といわれるサイズ感です。

ちなみに、わたし(158cm)が「40」サイズを着てみると、こんな感じになります。
38サイズと比べて少しゆったりとしているのがわかるでしょうか。

40サイズは38サイズよりも着丈が3㎝長くなり、肩巾や袖丈も1㎝ずつ大きくなります。
写真では袖がかくれていますが、長すぎる!ということはありません。
たとえば、普段のスタイルに大きめサイズを取り入れている方などは、
38サイズがぴったりでも、「わたしは40サイズ!」という選択肢もあります。
40サイズは少し大人っぽく、落ち着いた印象があるなあ。と思います。

(※2020年7月の“成瀬文子”より/41歳になったわたしは
冒頭にも書いたとおり「40」サイズになってます笑)

こちらは、友人のかなえちゃん。
身長は163㎝で3人目を出産してからスリムな体型に。
彼女にも38サイズと40サイズを着てもらいました。
上の写真は、「38」サイズ。
彼女は長身ですが細身なので38サイズもきれいに着てくれています。
フェミニンで、かっこいいですね。
ただ、本人いわく、着心地としては40サイズのほうが
少しゆとりがあって着やすかった、とのこと。
そして彼女をよく知るわたしたちも、
彼女の雰囲気には40サイズのほうが似合っているなあ。と思いました。

ちなみに、こちら(↑)の写真が「40」サイズを着用したもの。
ウエストのリボンをとっているので、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、
肩や袖が少しゆったりとしています。
こうしてウエストのリボンをとると、Aラインは、よりシンプルになりますね。

それからそれから。
残念ながら、今回撮影したもののなかに
「36」サイズを着用した写真はありません・・・ごめんなさい。

「155㎝で普通体型の場合は36サイズ、38サイズ、どちらでしょうか?」
「150㎝で華奢な体型ではないですが、36サイズ?38サイズ?どちら?」

たとえば、こんな質問があったとして。
体型はほんとうに人それぞれですので、言い切ることはできないのですけど、
Aラインワンピースの場合は150〜155㎝で標準体型の方であれば
36サイズでも38サイズでも、どちらでも大丈夫かな。という感じです。

38サイズを着た場合は、ちょうどわたし(158cm)が、
40サイズを着たようなイメージに近くなるかしら、と思います。

こんなふうに、サイズ感を好みで選んでいただきやすいのが
Aラインのワンピース、と言えるかもしれません。

ただ、バストが大きい方は、背が低くても
36サイズだと窮屈に見えてしまうかもしれません。
38サイズのほうがきれいに着ていただけるかな。

一方、150㎝〜155㎝で少し細身の方、
とくに肩巾やバストが華奢なスタイルの方は、
やっぱり36サイズがいいかな、と思います。

あと、すこし手間はかかってしまいますが、
たとえば持っている洋服のなかで好きな一着の丈感などを測ってもらって、
その洋服と今回のフォーマルを比べていただければ
「これだ!」と思えるサイズが決まるかもしれません。

んー、やっぱり、ちょっと、面倒ですけど(笑)。

(※2020年7月の“成瀬文子”より/
2018年当時は「42」サイズはまだ展開されていませんでしたね。
「42」サイズはミセスのLLサイズや13号といわれるサイズ感です)


formal A line one-piece dress / gray

ちなみに、こちらはグレイ。「40」サイズを着ています。
グレイは清楚で、落ち着いた印象ですね。


formal A line one-piece dress / navy

そして、ネイビー。こちらも、「40」サイズ。
写真では「ブラック」と「ネイビー」の色の違いがわかりにくいかもしれませんが、
実際に着たときにはよりしっかりと「ブラック」「ネイビー」です。
ご注文いただく際はご注意くださいね。

それから、それから。

これまでの写真を見てもわかりますが、
Aラインワンピースは、ウエスト紐の使い方でも印象が変わります。

ウエストの紐は、前で結んでも後ろでも。もしくはリボンだけ取り外すこともできます。
後ろで結んだり、りぼんをとったりのスタイルは、少し大人っぽく。
前で結ぶと少し可愛らしさがでる感じがします。
あとは横で結んだり、少しゆるく結んだり、きゅっとウエストで結んだり、
それぞれお好みのスタイルを楽しんでもらえたらな、と思います。

そのほか、Aラインワンピースのデザインの特徴など、くわしく書いたものは
ある日のハナシのシ/フォーマルふたたび(1)」にもありますので、
こちらの記事もよかったら、あわせて読んでみてくださいね。


kurumi button formal one-piece / gray

さて、お次はアトリエナルセのフォーマルウエアの初代デザイン、
フロントに小さなクルミ釦が整然とならぶ、クルミボタンワンピース。
上写真のかなえちゃんは「40」サイズを着用しています。

釦がたくさんついているので、着用するときは時間にゆとりを持って!
というのが、私自身の実感であります。
卒入学式の朝、大慌てで釦をかけまちがえたりすると、
せっかくのデザインが台無しになりますので、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。

さて、そんなクルミボタンver.も、今回よりサイズは3サイズ展開。
(※2020年7月現在は、42サイズも加わり4サイズ展開になっています)

こちらのワンピースは、ウエストで切り替えがあるワンピース。
サイズ選びのポイントは、「腰回りのサイズ」が重要になってきます。


kurumi button formal one-piece / navy

上の写真は身長158㎝、標準体型のわたしが「38」サイズを着用しています。
38サイズがいちばんきれいに着ることができると思います。
まさに、ちょうどいい。ジャスト。という感じです。

ちなみに、わたしが「40」サイズを着るとこんな感じです。
丈は少し長くなり、腰回りも大きくなります。
これはこれでいいかな?とも、思いますが、
たとえば腰回りに大きな余裕がある40サイズよりも
腰回りには適度な余裕がある38サイズほうが、
スカートの落ち感などのバランスもきれい。
このデザインの場合は、ジャストサイズのほうがきれいにみえるな。
という感じがします。

(※2020年7月の“成瀬文子”より/今はやっぱり「40」サイズかしら笑)

体型にもよりますが、普段「36」サイズを着ている方が「38」サイズを着たときにも、
上写真のような印象になるかと思いますので、参考になさってください。

ちなみに、こちらは165㎝で長身、細身のまあやちゃん。
まあやちゃんがモデルさんをしてくれたシーズンは
Fサイズ(現「38」サイズ)しかありませんでしたので、
やはりこちらの写真も「38」サイズを着用してくれています。
(なんだか解像度がややアレですね。ごめんね、まあやちゃん笑)

まあやちゃんは38サイズでもきれいに着てくれていますが、
もしもこの撮影のときに40サイズがあれば、
着丈はひざがしっかりと隠れるくらいの40サイズのほうが
もっとステキだったろうな、と思います。

そのほか、身長は155〜158㎝だけど、
バストや腰回り、ヒップがおおきめな方は40サイズ。など、
体型や好みによっても選ぶサイズはもちろんそれぞれですが、
とにもかくにも。クルミボタンワンピースは、
普段着ている洋服のサイズ感を参考にしてもらうのが一番!かと思います。

そうそう。クルミ釦ワンピースは、次に紹介するジャケットとあわせたとき、
上記写真のようにスカートのタック部分がデザインになって、かわいいですよ。

クルミ釦ワンピースのデザインの詳細も、下記に書いていますので、
こちらの記事もぜひ。「ある日のハナシのシ/フォーマルへの思い、つらつらと」。

ちなみに、Aラインワンピースも、クルミ釦ワンピースも使用している生地は、
毛(ウール)100%ですが、「トロピカルウール」という
とても細い番手のウール糸で織られた生地のため、
ドライなタッチで毛羽立ちなども感じず、通年着用することができる素材です。
真夏はさすがに暑く感じるかと思いますが、
真夏以外であれば長く着用していただける素材感になりますので、参考まで。


beaver wool no collar jacket / black

そんなわけで、さいごに紹介するのが、定番デザインのノーカラージャケット。

真冬はもちろんですけれど、卒入学の季節もアウターがないと意外と寒い!
(体育館はとくに寒いっ)

ブラックフォーマルとしても着ていただけるように、
またその他のカラーにもあわせやすい「ブラック」で、つくりました。

とてもシンプルなデザインで、使用している生地は
中肉厚で上質な手触りと光沢感がある、カシミヤ混のウールビーバー素材。
裏地は、背中はコットン地で袖裏のみすべりがよいようにキュプラ素材です。

なぜ、フォーマルなのに中肉厚のウール?と思われるかもしれないですが、
こちらも詳細はフォーマルジャケットをつくったときに書いた
ある日のハナシのシ/フォーマルふたたび(3)」を読んでいただけたらうれしいです。

冬のブラックフォーマルとして、いかにも。というデザインではなく、
シンプルなデザインのジャケットなので、
フォーマルシーンだけではなく、日常使いのアウターとしても、
様々な場面で着ていただけるジャケットになるのではないかな。と、思います。

ちなみに、こちらのジャケットにサイズ展開はなく、サイズは「F」サイズのみ。
どのサイズの方にも着てもらえるようなサイズ感を意識していますが、
すこし気にしていただきたいのはバストと肩巾かな。と思います。

背が低く、肩巾がとくに華奢な方は着丈や袖丈が大きく感じてしまうかもしれません。
逆に背が高く、肩巾やバスト、袖巾がとくに大きい方は
少しきつく感じてしまうかもしれませんので、
普段着られているジャケットのサイズなどとも比べてみてくださいね。

(※2020年7月の“成瀬文子”より/現在は上記の記事にある「F」サイズに該当する「38」サイズ、「40」サイズ、それから2021年度は「42」サイズも加わった「3」サイズで展開します。ちょっとした歴史を感じますね(笑)。たくさんの方によりきれいに着ていただけばうれしいです)

長くなってきました。

さいごのさいごに、ご注文に際しての注意事項をすこし。

先行受注販売分でご注文いただいたフォーマルラインのお洋服、
お届けは、来年の1月下旬〜2月上旬ごろの予定となります。

同じ時期には全国の取扱店さんやOnline storeでも販売予定ですが、
在庫数にも限りがあるほか、シーズン中の再入荷はありませんので、
あらかじめご了承くださいね。

それから、先行受注販売でご注文いただく際は、
フォーマルラインの各商品ページの冒頭にある
【ご注文前に下記の注意事項をよくお読みください】を
よーくご確認いただいたうえで、ご検討いただければ幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

さてさて。最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございます。

この記事も参考にしていただきつつ、
自分らしい一着がみつかりましたら、うれしいです。

アトリエナルセデザイナー/成瀬文子より

 

 

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