atelier naruse アトリエナルセ

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もっと服のハナシ
それぞれの商品ページでは紹介しきれなかったことや、もっと知っていただきたいこと、
そんな洋服やくつしたなどにまつわるあれこれを、「もっと服のハナシ」で書いてます。

2018.12.13

ニットターバンのハナシ。/text.成瀬文子

アトリエナルセオリジナルの
「ウール ~zig-zag~ ヘアニットターバン」のハナシ。

今シーズン、アトリエナルセはじめてのアイテムとして登場したニットターバンは、
創業100年を超える「DARUMA | ダルマ糸」の横田株式会社さんと一緒につくりました。

自社工場で熟練の職人たちによってつくり続けている手縫い糸や毛糸など、
創業当時からのプロダクトを継承しながら、
現在はあらたにダルマ家庭糸の新ブランド『DARUMA  THRED』や
自社発行の手芸本を手がけられたり、いまの時代の”手芸の楽しさ”を
代表取締役の横田さんと牧野さんという方が中心になって、発信されています。

ダルマ糸さんとの出会いは、2年ほど前に
『うれしい手縫い(グラフィック社刊)』にて
アトリエナルセを取材いただいたところからでした。

ダルマ糸で商品企画を担当されている、わたしたちとも同世代の牧野貴子さんが、
ありがたいことにずいぶん前から、
アトリエナルセの大ファン!とおっしゃってくださったことからいただいたご縁。

取材の日も、全身アトリエナルセのコーディネイトでお越しくださり、
とても嬉しかったことをおぼえています。

そんなありがたいご縁からうまれたのが、ダルマ糸さんの毛糸で編んだ、
今回のハナシの主人公「ウール ~zig-zag~ ヘアニットターバン」です。

ここ数年のターバンの流行。もはや流行ではなく、定番化してますね。

わたしもこれまでに何度か布製のターバンを購入したり、
ときには自分でつくってみたりといろいろと試してみたのですが、
長い時間つけていると頭痛持ちのわたしは、
夕方頃にかならず頭がいたくなりました。

そして、そもそも丸顔のわたしに似合うターバンがない〜。

それでも帽子ではなく、室内でも着用できる
ヘッドアイテムとしてのヘアターバンは、
あきらめきれない存在でありました。

なんだか髪型が決まらないとき。
伸ばし中の前髪をどうしたらいいかわからないとき。
前髪にちらほら出てきたグレイヘアーが目立ってしまうとき・・・。

「ああ、ヘアターバン(※似合うやつ)がほしいなあ〜」
と、よく思いました。

そんな時。

ニットでできたターバンがあることをなにかの雑誌でみて、
「これなら痛くないかも」と
久しぶりにターバン熱が再燃したのが1年ほど前のはなし。

早速、ニット製のターバンを街にさがしにいくも「これ!」と思えるものは
なかなかみつかりません。「これ! か?」と思っても、
どうも少しかわいすぎたり、派手だったり、幅が広すぎたり、狭すぎたり。

そして素材感も含め、なんとなくテイストが違うのです。

シンプルで、あまり個性を主張せず、自分のいま着ている洋服の雰囲気にあって、
しかも、長時間つけても痛くならないターバン。
そんなのが、欲しいのだけど、ないんですよねえ・・・。

そんなことを、件の牧野さんとお会いしたときに話したところ、
牧野さん「手編みのニットターバンを持ってますよ」とのこと。

後日「参考になれば・・・」と、見せてもらったのは、
なんと牧野さんがみずから編んだといういくつかの種類のニットターバンでした。

京都のとあるカフェの片隅で、牧野さんの持ってきていた紙袋から、
手編みのニットターバンがいくつもでてきたとき、とてもドキドキしたなあ。

どれも「なんて可愛いの〜〜!」と大興奮しました。

牧野さんは「趣味は?」と聞くと、間髪いれず「編み物です」という返答する方。
日がな一日、編み物をしているときが一番しあわせ。という方です。
休日も気づいたらずっと編み物をしていて、
気がつくと日が暮れていてびっくりすることがある・・・。というほど。

しかも、編み物研究にも熱心で、海外の編み地の本にもくわしく、
みずから編んだ手編みのセーターなんかも
それはそれはすてきなデザインのものを着ていらっしゃいます。

「編み物オタク」とはまさに彼女ことで、
言ってしまえば、とっても信用できる方、です。

編み物の世界はとても奥が深いということも、牧野さんから教えてもらったのでした。

今回のニットターバンは、そんなダルマ糸の牧野さんに
お願いをして、彼女の監修のもと生まれた製品。

どういった編み方だと締め付けられず痛くならないか。
顔が大きくみえない幅はどれくらいか、
ねじれが頭のトップにくると、丸顔さんでも顔が縦長にみえるのよ。などなど・・・。

製品にする際には「アトリエナルセらしさを」と後ろにくるリブ部分に
ジグザグ編み模様を持ってこれないかとお願いをしたのですけれど、
牧野さんいわく、このジグザグ模様の部分。
「表裏がない(編み地にはかならず表裏があります)というのは
実はとてもむずかしい編み方なんです」とのこと。

牧野さんも実際に編んでみてくださって、
むずかしいのはもとより、かなりの手間暇がかかるのだとか。

わたしは結構な無茶ぶりだったことにも気がついていなかったのですが、
それを実現してくださっていたことに感謝感謝でございます。

ちなみに、全体の編み地は、ぽこぽこと空気をふくんだ厚みのカノコ編み。
伸縮性があるから痛くなりにくいし、メリヤス編み(ふつうの天竺編み)よりも、
のびきったりしない編み方です。

素材は、豪州産の極太のメリノウール。
トップ染めという染色方法で、何本かの糸で拠る前に染色しているので、
のっぺりしていない奥行きのある色合いです。

そして、やわらかで、あたたかい。

ウール製品がチクチクして体質にあわない・・・という方には
もしかすると違和感があるかもしれませんが、
セーターなどを日常で着られる方であればチクチク感もほとんど気になりません。

そんなちいさなこだわりがたくさんつまったニットターバンは、
ダルマ糸さんの協力で編み物チームの職人さんたちによって
すべて手編みで編んでいただいています。

手編みならではのあたたかさが、このターバンには似合います。

ちなみにですけれど、納品していただいたときには
この箱いっぱい、丁寧に梱包してくださったニットターバンがはいって納品されました。

ダンボール、なんだかかわいいでしょ。
ちょっと神々しくさえあって、今も捨てられません。

あ、それから着用時の重要なポイント。

着用方法に正しい、間違いはないのですが、
ちょっとオススメの着用方法は、あります。

ニットターバンは全体をねじって着用する仕様になっていますが、
ねじったときにできる「△(写真のあかい矢印のところですね)」が
下にくるようにすると、トップに高さが出て縦長シルエットになります。

これがいわゆる小顔効果、丸顔のわたしにもうれしいオススメ着用方法。

よかったら、参考にしてみてくださいね。

実のところ、Online storeで掲載している写真は
そのオススメの着用方法とは
上下が逆になっているものが多くなってしまっていて、
まあ、撮影時のドタバタで気づかなかったのですけれど、
モデルのsyoちゃん。かわいいですね。ショートカットにもよく似合います。
伸ばしている最中のショートは髪型がきまらないときにとてもいいと思います。

オススメの着用方法、その逆の着用。
自分にいちばん似合う着用方法、
その日の気分での着用方法を見つけてもらえたらたのしいと思います。

こちらは、きれいなロングヘアーのmisakiちゃん。
ロングヘアーも、いいですね。

やっぱりオススメの着用方法とは上下が逆ですが、
トップにねじれをもってこず、ヘアバンド風の着用もいいですね。

そして今回は、初登場!ということで、なんとなく
アトリエナルセのロゴがプリントされた巾着がおまけしてみました。ぜんぶで3種類。
(写真では2種類になっていますが)どれがあたるのかはお楽しみに。

そして、これは一応、きょうのわたし。宣伝のために書いているわけではなく、
この冬は本当によくつけています。んー、まあ、宣伝か(笑)。

ふだん、自宅かアトリエでの仕事が多いので、
室内でつけることができるヘッドアイテムは、
とても気分が高まります。

そして、蛇足ですけれど、
36歳頃から前髪にちらほらと目立つようになったグレイヘアー。
グレイヘアーは素敵だけど、まだまだまばらなわたしのグレイヘアーは
んー、という感じで、ここのところ1ケ月半に1度の美容院通いが必須になっています。

それでも仕事が忙しかったりして、すぐには美容院へ行けないとき。
そんなときにもニットターバンは、ほんとうにありがたい。

なにより、着こなしがなんだか、”きまる。”

そんなこんなで手放せなくなってしまったニットターバンでして、
すっかり虜になってしまったわたしは
次シーズン、春夏でもつかえるコットンリネンのものを、ただいま生産中です。

と、このコラム。

ほんとうは、ニットターバン発売と同時に書くつもりで、
牧野さんにアトリエへ来ていただいた際、写真も撮らせてもらったのですけれど、
あれよあれよとこんなタイミングになってしまいました。

在庫も各色ともに、残りわずかとなってしまいましたが、
クリスマスプレゼントなんかにもいいですね。(とか書いてみたり)。

しかし、そうか。もう、クリスマスかあ。

ことしはなんだかバタバタとしてしまって
アトリエナルセノクリスマスもできなかったのですが、
もうすぐクリスマス、そう思うだけで、
やっぱりなんだかたのしいですねえ。

ちょっと、はやいですけれど、
みなさん、メリークリスマス。

atelier naruse 成瀬文子より

2018.09.25

2018-19 あきふゆのふく、モデルさんのハナシ。text/成瀬文子

みなさま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
デザイナーの成瀬です。

アトリエナルセの2018_19秋冬。
ことしも、季節を追いながら(すこし遅れながら・・)スタートしました。
今期から、わたしたちの中ではおおきな変化のひとつが、
モデルさんがわたしや友人ではない。ということ。

長くアトリエナルセのレギュラーモデルとして活躍してくれた、高井さん。
美しい方です。そして、憧れの大人の女性です。
わたしは高井さんの顔がだいすきなんです。
そして性格も、かわいい。とても可愛い方なのです。

イラストレーターもしている高井さんは、
だんなはんが前職でお世話になっていた
編集プロダクションの同僚で先輩。
「読書室」でも「TOFUDIARY」の連載がたのしかったですね。

出産と育児もあり、読書室での連載は終了してしまいましたが、
高井さんのインスタグラムではときどき更新されているので、
よかったらこちらもみてみてくださいね。
tofudiary

はじめて高井さんに会ったときは、
控えめなのになんだかとても目を引く美しさ!という印象でした。
アトリエナルセのモデルさんをお願いしてみたときは、
謙遜しながらも快諾してくださって、その後、かれこれ何年お世話になったのか。

アトリエナルセが続くかぎり、おばあちゃんになっても、
わたしと高井さんでモデルさんをしよう、と思っていたのでした。

その高井さんが、4月に3人目の赤ちゃんを出産。
今年の春夏の写真はちょうど妊娠5ケ月の頃に撮らせてもらったものです。

そして、そんな春夏から、モデルさんをお願いした万綾(まあや)ちゃん。
まあやちゃんは陶芸作家さんです。

まあやちゃんも、実は去年にめでたく結婚をし、第一子をご懐妊。
5月には男の子を出産、ただいま子育て真っ最中!
ご主人も陶芸家なので、窯元がある伊賀に引っ越しをしてしまいましたよ。

なんだかね、アトリエナルセのモデルさんをすると妊娠する。
というようなジンクスがつづいていて、とてもおめでたいことです。

ただ、わたしたちは、悩みました。これから、どうしたらいいのかね・・・と。
高井さん、まあやちゃんがいれば最強。と思っていたわたしたち。

そしてわたし、来年の4月に40歳になります。

naruseをスタートしたとき、当時は自撮りで撮っていました。
いまでは、自撮りなんてめずらしくないと思いますが、
当時は、ややイタイことやってるな〜という自覚をしつつも、
だって仕方ないじゃないか。お金もないし、ひとりでやるしかないじゃないか。
という感じで、ひらきなおって楽しんで撮っていました。

こんなのとか、

こんなのとか。

なかなかおもしろいの、撮ってました。 そして、体もほそいです。(笑)

そんなわたしも妊娠、出産を経て、そして加齢とともにすこしずつ、
ふっくらとしてきまして。
でもアトリエナルセは、リアルクローズなので、
デザイナーのわたしとともに成長している。
というね、なんかそんな良さもあるなあ。と思っておりました。

ただ、一緒にモデルをしてくれるコンビは必要でした。

最初の頃はひとりでこそこそと撮っておりましたが、
いまひとりでアトリエナルセをわたしのイメージだけで背負うのは、
ちょっとこわいなあ〜という思いもあり、
今まで友達頼みでなんとかお願いできていましたが、
高井さんや万綾ちゃんに当分お願いできないとなると・・・。

そんなふうに考えだすと、モデル問題、結構深刻にずっと悩んでいました。

そこで登場するのが、
長年の友人(しかも徒歩5分のところに住んでいる)のかなえちゃん。

かなえちゃんは、アトリエナルセぽくなくてよかったですね〜。
さばさばしたかっこよさがあって、
あたらしいアトリエナルセらしさを引き出してくれたようなところがありました。

ただ、彼女も3人のお母さん。一番下の女の子は2歳のイヤイヤ期真っ只中。
かなえちゃんには、ご近所だし、
これからもちょこちょこ協力してもらえそうだなと思っているのですが、
なかなかスケジュールをあわせたり、
まだ小さい子供がいるので一日めいいっぱいお願いするのがむずかしい。
ということもありました。

今まで、プロのモデルさんにお願いする。
という選択肢は、実のところありませんでした。
でも、ここ最近は高井さんや万綾ちゃんの妊娠もあり、
そうでなくともなんだかずっと頼っていてはいけないのかもしれないなあ。
という思いも並行してありました。

そんなこんなで、じぶんたちで、
ちゃんとこれからも続けていくためには、と考えたときに、
たまたま違う仕事で一緒させてもらった旧知の編集者・鈴木理恵さんに相談したら、
協力してくださる。という話になり、
あれよあれよと、今のカタチに決まっていったのでした。

あれよあれよ、と決まっていくときは、たぶん、いいのです。

そして撮影の日。
カメラマンさんは、今年のフォーマルラインからお願いをした、
いとう写真館の伊東俊介さん。
フォーマルでは、桜の舞い散るなかでいい家族写真を撮ってくれました。

伊東さんには、プライベートでもいとう写真館で
新婚時代から家族写真を撮ってもらっていましたが、
仕事でおねがいするのは初めてでした。

そして、今回はじめておねがいすることになった、モデルさん。
(前置きが、いつも以上に長くなってしまってごめんなさいよ〜)

syoちゃん。

misakiちゃん。

ふたりとも、20代中盤。
大人の女性でもあり、でもまだどこか可愛い女の子の部分もあり。

あまりに可愛いから、わたしとだんなはんは、最初ちょっと緊張してしまって、
いや、わたしよりもだんなはんが顕著で、もう全然しゃべらない。(笑)
というか、なにをしゃべっていいのかわからない。というふうで、
いつもなら、ポージングの指示なんかは、だんなはんがしているのですが、
なにも言わないのですよね。「かわいいわ〜」しか言わない。

こりゃいかん、と思ってわたしは、いつものアトリエナルセらしいポージングを、
可愛いモデルちゃん2人の前で実際にやってみるわけです。
「このおばちゃん、いきなりどうした。」という唐突感のある中、
へんなポーズをしてみせました。

一番最初のカットのmisakiちゃん。
声もちいさくて、なんとも可憐なお嬢さんです。
だんなはんが言うように、たしかにこれでもう可愛いです。

でも、アトリエナルセらしく、ちょっとだけユーモアがほしい!ということで、

まずは、こんな感じ。うん、いいねいいね。

ほんでもって、こんな感じとか?いいね〜

表情だって、いろいろ。

こうでしょ。

股に、かばんを。
これには、そこにいた全員がおおわらい。

一生懸命、期待にこたえてくれたmisakiちゃんでした。

 

そして、syoちゃん。syoちゃんは、実は可愛いちいさな女の子のお母さんでもあります。
ときどき、どきっとするような切なくて素敵な顔をしてくれます。
わたしは、この切ない顔がとてもいいなあ。と思いました。
彼女は、かっこいい感じが似合うのだけど、
もうこれでもほんとう十分いいのだけど〜

やらせてしまいました。

アトリエナルセでは、定番の「とぶ」。

syoちゃん、恥ずかしがりながらも、いろいろとやってくれました。

ええと〜

こうかな?うーん

どうしたらいいのか、わからなくなっていました。

おまけに、「おまえ、勇気あるな。」とだんなはんに言われたショット。

だんなはんも、次第にふたりのかわいこちゃんに慣れていき。
わたしが先に帰宅したあとは、こんな楽しいオフショットなんかも撮れるくらいに。

撮影日当日、わたしは息子が小学校から帰ってくる時間に間に合うように、帰宅。

みんなで記念撮影には参加できなかったけれど、
とてもたのしい撮影になったようでした。
ヘアメイクさんに編集者さん、カメラマンさん、モデルさんにわたしたち。
みんなそれぞれが、それぞれの仕事をたのしくおもしろく、やってくださいました。
きっと、Online storeで使われている写真にもそんな雰囲気が出てると思います。

なんだかあたらしい、アトリエナルセ。

リアルクローズとしての写真も撮っていく予定なので、
この「もっと服のハナシ」や「ある日のハナシのシ」でも、
わたしやかなえちゃん、そして高井さんや万綾ちゃんにも、
またアトリエナルセの服を着てもらって撮らせてもらいたいなあ〜と思っています。
そんな折にはまたよろしくお願いしますね。

アトリエナルセデザイナー/成瀬文子

2018.07.10

2019年度 フォーマルのハナシ。text/成瀬文子

こんにちは、デザイナーの成瀬です。

先週よりスタートしました、2019年度のフォーマルライン先行受注販売。

息子の保育園と小学校の卒入学にむけて、フォーマル服をつくるぞ!
という、とても個人的な思いからはじまったこの企画も、今年で3年目となります。

※当時のくわしい経緯は、過去の読書室/「ある日のハナシのシ」にも掲載しています

そして、息子は今年の4月で小学校2年生になりました。
毎日元気に登校し、機嫌よく帰ってくる日もあれば、
友達と喧嘩してなきべそで帰ってくることもあったり。
なんだかまいにち、いろいろとあるようです。

今回のフォーマルラインのイメージ写真は、
私たちがプライベートでも10年来お世話になっている
いとう写真館」のカメラマン・伊東俊介さんにお願いしました。
2年生になった息子にも撮影に協力してもらって、
すこし小さくなったスーツを着て1年生の役になってもらいました。
家族3人で正装をして、丹波篠山の桜が満開の日に撮影をしました。

伊東さんが撮ってくださった写真は、自分たちがうつっているので、
自分たちでいうのもなんともおこがましいような気がしますが、
まるで映画のワンシーンのようでした。
桜が舞っていて、春の季節のうれしさとさみしさとが入り混じったようなシーン。

子育て中のわたしたちは、なんだかちょっとさみしくて、切ない気持ちになるのですね。
こどもが成長していくのは、とても嬉しくてよろこばしいことなんだけど、
こどもの成長は、ちいさかった「君」とのお別れの連続でもあるんですよね。
なんだかそんなことを、感じてしまうような写真です。

そして、今回はじめてつくったブラックフォーマルのイメージカットも、伊東さん。
モデルを担当してくれたのは、こちらは15年来の友人でもある、かなえちゃん。
かなえちゃんは前回のシーズンからモデルさんとして初登場でしたが、
親しみやすい人柄がにじみでているのか、あたらしい髪のみじかいモデルさん、いいね!
という声も多数いただきました。

そんなこんなでフォーマルラインにあらたに加わった「BLACK FORMAL」。
「ブラックフォーマルもつくってほしい」というお声はみなさんからもちらほら。
そして、わたし自身も来年40歳を迎える前に、そろそろ大人のたしなみとして、
揃えておきたいな。と思っていました。

去年、ある展示会でshuo(シュオ)さんの数珠との出会いも大きかったのかな。
きちんと思いを込めてつくられたもの、そして大切に一生持っていよう。と思って、
購入するときの背筋がのびる感じ。そんな礼服をつくりたい。と思ったのでした。

華美ではなく、潔いシンプルさの中にさりげなく、
元気づけてくれるようなこまやかなデザインがある服。
前回Aラインワンピースをつくったときに、
ブラックフォーマルをつくるならこのワンピースがいい! 迷いなく、思いました。

black formal A line one-piece dress / black

さてさて。ここからは現在 Online storeの各商品ページでは
すこしわかりにくいかな、という
サイズの微妙な違いを、紹介していこうと思います。

まずはブラックフォーマルも加わったAラインワンピース。
今回より、36・38・40の3サイズ展開となりました。

まず、上の写真はデザイナーであるわたしが着用したAライン。
Aラインなので、おなかがぽっこりさん、
おしりが少し気になるなあ・・という方にも、
すっきりと着ていただけます。

ちなみに、わたしは、身長158㎝。おそらく、標準体型です。
(やや最近まあるくなってきましたが・・)
着用サイズは38サイズ。ブランドやターゲットによっても様々ですが、
ミセスのMサイズや9号といわれるサイズ感です。

昨年のAラインワンピースは「F」サイズのみでしたが、
その際の「F」サイズが、現「38」サイズに該当します。

ただ、昨年のAラインは
背が高い方が着ても丈が短くみえないようにと、
袖丈を少し長めに設定していました。
そのため今回サイズをわけることによって、
それぞれのサイズにあった袖丈に設定し直しています。
たとえば、前回のF(38)サイズよりも、
今年の38サイズの袖丈は5㎝ほど短くなっています。

ちなみに、わたし(158cm)が40サイズを着てみると、こんな感じになります。
38サイズと比べて少しゆったりとしているのがわかるでしょうか。
40サイズは38サイズよりも着丈が3㎝長くなり、肩巾や袖丈も1㎝ずつ大きくなります。
写真では袖がかくれていますが、長すぎる!ということはありません。
たとえば、普段のスタイルに大きめサイズを取り入れている方などは、
38サイズがぴったりでも、「わたしは40サイズ!」という選択肢もあります。
40サイズは少し大人っぽく、落ち着いた印象があるなあ。と思います。

こちらは、友人のかなえちゃん。身長は163㎝で3人目を出産してからスリムな体型に。彼女にも38サイズと40サイズを着てもらいました。
上の写真は、38サイズ。彼女は長身ですが細身なので
38サイズもきれいに着てくれています。フェミニンで、かっこいいですね。
ただ、本人いわく、着心地としては40サイズのほうが
少しゆとりがあって着やすかった、とのこと。
そして彼女をよく知るわたしたちも、
彼女の雰囲気には40サイズのほうが似合っているなあ。と思いました。

ちなみに、こちらの写真が40サイズを着用したもの。
ウエストのリボンをとっているので、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、
肩や袖が少しゆったりとしています。
こうしてウエストのリボンをとると、Aラインは、よりシンプルになりますね。

それからそれから。
残念ながら、今回撮影したもののなかに
36サイズを着用した写真はありません・・・ごめんなさい。

そのためだと思いますが、
36サイズのお問い合わせも多くいただいています。
たとえば、「155㎝で普通体型の場合は36サイズか38サイズか、どちらでしょうか。」
「150㎝で華奢な体型ではないですが、36サイズ?38サイズ?どちら?」などなど。

体型はほんとうに人それぞれですので、言い切ることはできないのですけど、
Aラインワンピースの場合は150〜155㎝で標準体型の方であれば
36サイズでも38サイズでも、どちらでも大丈夫かな。という感じです。

38サイズを着た場合は、ちょうどわたし(158cm)が、
40サイズを着たようなイメージに近いかしら、と思います。
サイズ感を、好みで選んでいただきやすいのがAラインのワンピースです。

ただ、バストが大きい方は、背が低くても
36サイズだと窮屈に見えてしまうかもしれません。
38サイズのほうがきれいに着ていただけるかな。

一方、150㎝〜155㎝で少し細身の方、
とくに肩巾やバストが華奢なスタイルの方は、
やっぱり36サイズがいいかな、と思います。

あと、すこし手間はかかってしまいますが、
たとえば持っている洋服のなかで好きな一着の丈感などを測ってもらって、
その洋服と今回のフォーマルを比べていただくと「これだ!」と
思えるサイズが決まるかもしれません。
やっぱり、ちょっと、面倒ですけど(笑)。

formal A line one-piece dress / gray

ちなみに、こちらは昨年も登場したグレイ。40サイズを着ています。
グレイは清楚で、落ち着いた印象です。
ピアノの発表会なんぞにでかけたい感じですね。

formal A line one-piece dress / navy

そして、ネイビー。こちらも、40サイズ。
写真では「ブラック」「ネイビー」との色の違いが
ややわかりにくいかもしれませんが、
実際に着たときにはよりしっかりと
「ブラック」「ネイビー」ですので、
ご注文いただく際はご注意ください。

この2枚の写真を見てもわかりますが、
Aラインワンピースは、ウエスト紐の使い方でも印象が変わります。

ウエストの紐は、前で結んでも後ろでも。もしくはリボンだけ取り外すこともできます。
後ろで結んだり、りぼんをとったりのスタイルは、少し大人っぽく。
前で結ぶと少し可愛らしさがでる感じがします。
あとは横で結んだり、少しゆるく結んだり、きゅっとウエストで結んだり、
それぞれお好みのスタイルを楽しんでもらえたらな、と思います。

そのほか、デザインの特徴など、くわしく書いたものが
過去のある日のハナシのシにありますので、よかったら、読んでみてくださいね。

フォーマルふたたび(1)/Aラインワンピースについて

kurumi button formal one-piece / gray

さて、お次はアトリエナルセのフォーマルウエアの初代デザイン、
フロントに小さなクルミ釦が整然とならぶ、クルミボタンワンピースです。
(上のかなえちゃんは40サイズを着用しています)

釦がたくさんついているので、着用するときは時間にゆとりを持って!というのが、
私自身の実感であります。
卒入学式の朝、大慌てで釦をかけまちがえたりすると、
せっかくのデザインが台無しになりますので、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。

さて、そんなクルミボタンver.も、今回よりサイズは3サイズ展開。
前回も、大きかったり、小さかったり、どちらの声もちらほらとありました。

こちらのワンピースは、ウエストで切り替えがあるワンピース。
サイズ選びのポイントは、「腰回りのサイズ」が重要になってきます。

kurumi button formal one-piece / navy

上の写真は身長158㎝、標準体型のわたしが38サイズを着用しています。
38サイズがいちばんきれいに着ることができると思います。
まさに、ちょうどいい。ジャスト。という感じです。

ちなみに、わたしが40サイズを着るとこんな感じです。
丈は少し長くなり、腰回りも大きくなります。
これはこれでいいかな?とも、思いますが、
たとえば腰回りに大きな余裕がある40サイズよりも
腰回りには適度な余裕がある38サイズほうが、
スカートの落ち感などのバランスもきれい。
このデザインの場合は、ジャストサイズのほうがきれいにみえるな。
という感じがします。

普段36サイズを着ている方が38サイズを着たときでも、
こんなような印象になるかと思いますので、参考になさってください。

ちなみに、こちらは165㎝で長身、細身のまあやちゃん。
まあやちゃんがモデルさんをしてくれた昨シーズンは
Fサイズ(現38サイズ)しかありませんでしたので、
やはりこちらの写真も38サイズを着用してくれています。

まあやちゃんは、38サイズでもきれいに着てくれていますが、
もしもこの撮影のときに40サイズがあれば、
着丈はひざがしっかりと隠れるくらいの40サイズのほうが
もっとステキだったろうな、と思います。

もちろん、身長は155〜158㎝だけど、
バストや腰回り、ヒップがおおきめな方は40サイズ。など、
体型や好みによってもサイズはそれぞれですが、
とにもかくにも。クルミボタンワンピースは、
普段着ている洋服のサイズ感を参考にしてみてくださいね。

ちなみに。次に紹介するジャケット。
クルミ釦ワンピースは、ジャケットとあわせたときに、
スカートのタック部分がデザインになるので、かわいいですね。

そのほかのクルミ釦ワンピースのデザインの詳細は、下記を読んでみてくださいませ。
ある日のハナシのシ/フォーマルへの思い、つらつらと。

Aラインワンピースも、クルミ釦ワンピースも、
使用している生地は、毛(ウール)100%ですが、
「トロピカルウール」というとても細い番手のウール糸で織られた生地のため、
ドライなタッチで毛羽立ちなども感じず、
通年着用することができる素材となっています。
真夏は、さすがに暑く感じるかと思いますが、
真夏以外なら着用していただける素材感になりますので、参考になさってください。

beaver wool no collar jacket / black

そして、さいごに紹介するのが、定番デザインのノーカラージャケット。

真冬はもちろん、卒入学のシーズンもアウターがないと意外と寒い!

今回は、ブラックフォーマルとしても着ていただけるように、
またその他のカラーにもあわせやすい「ブラック」で、つくりました。

とてもシンプルなデザインで、
素材は中肉厚で上質な手触りと光沢感がある、カシミヤ混のウールビーバー素材です。
裏地は、背中はコットン地で袖裏のみすべりがよいようにキュプラ素材です。

なぜ、フォーマルなのに中肉厚のウール?と思われるかもしれないですが、
こちらも詳細は前回のフォーマルジャケットをつくったときに書いた
ある日のハナシのシ/フォーマルふたたび(3)」を読んでいただけたらうれしいです。

冬のブラックフォーマルとして、いかにも。というデザインではなく、
シンプルなデザインのジャケットなので、
フォーマル以外でも、日常使いのアウターとしても、
様々なシーンのコーディネイトに役立ってもらえるのではないかな。と、思います。

ちなみに、こちらのジャケットにサイズ展開はなく、サイズは「F」サイズのみ。
どのサイズの方にも着てもらえるようなサイズ感を意識していますが、
すこし気にしていただきたいのはバストと肩巾かな。と思います。

背が低く、肩巾がとくに華奢な方は着丈や袖丈が大きく感じてしまうかもしれません。
逆に背が高く、肩巾やバスト、袖巾がとくに大きい方は
少しきつく感じてしまうかもしれませんので、
普段着られているジャケットのサイズなどとも比べてみてくださいね。

デザインについての詳細は、下記もよかったら読んでみてください。
フォーマルふたたび(3)/ノーカラージャケットについて

さいごのさいごに、フォーマルラインご注文に際しての注意事項です。

今回のフォーマルウエアの受注期間は7/18(水)22時まで。
お届けは、2009年1月下旬〜2月上旬を予定していて、
「代引き発送のみでお届け」と、なっています。

原則としてキャンセルや交換・返品のできない、
受注生産となっていますので、
サイズやカラーはこちらの記事も参考にしていただきつつ、
ゆっくりとご検討くださいね。

また、来年の1月末〜2月に、取扱店さんやオンラインストアでも販売予定ですが、
在庫数にも限りがあるほか、春の卒入学にむけての商品となるため
2月以降の再入荷はありませんので、あらかじめご了承ください。

ご注文いただく際も、
各オンラインストアの商品ページの注意事項に
改めて目を通していただけましたら幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

長くなってしまいました。

最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございます。

今回の記事も参考にしていただきつつ、
自分らしい一着がみつかりましたら、うれしいです。

アトリエナルセデザイナー/成瀬文子

 

 

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