2024.02.27
20240227
息子をはじめ、甥っ子や姪っ子、スタッフのお子たちや、その他、周りにいる若人の春らしいエピソードが連日のように聞こえてまいる今日この頃。
それは、うれしいものだったり、笑えるものだったり、そうでないものだったり。色々な話があるのですけれども、それらがたとえどんな内容であったとしても、春に生まれる若人たちのエピソードは、当人たちにしてみれば、きっと、どれも大事件なのだろうな、と思うものが多い。
そしてそれは、40代を迎え、そろそろ50代も見えてきたぜ、という私のような世代にとってみれば、「どれもこれも何年かすればいい思い出になるぜ。なっちゃうのだぜ」と胸をはって言えるようなものだったりもするのですけれど、仮にそんなことを言ったとて、若人たちからしてみればそんな感想や進言はある意味で余計なお世話で、気休め程度になれば幸い、なんの影響もないのだろうな、と思います。
そして、まだまだこれから、長い人生を歩んでいくそんな若人たちの肩の力を抜くことができない不器用さのようなものと、肩に力が嫌でも入る溢れ出るエネルギーが、なんともキラキラとまぶしい今日この頃なのであります。
まぁ、かくいう私は、ここでいかにも大人ぶったことを書いてますけれども、肩は凝るし、首も凝るし、それを理由に寝坊はするし、内実はひじょうに怪しいもんでございます。ただ、ねたみやそねみやひがみではなく、そんなヤング・キラキラが本当にきれいなものに見えるように、思えるようになっていて、「あぁ、大人になったぜ。なっちまったぜ」なんて、それでもしみじみ感じ入っている次第。
私が長年愛聴しているラジオ番組『サンデーソングブック』で、毎年成人式になるとパーソナリティーの山下達郎が「大変な時代ですが、未来はみなさんの手の中です。がんばってください」とメッセージを贈るのですけれど、私は「大変な時代ですが、みなさんをみていると明るい未来しか見えません。ありがとうございます」と厚く御礼申し上げたい気分でございます。
具体的なことを書きことは控えておりますので、なんだかよくわからなかったかもしれませんが、ああ、春だな。なんかさむいけど。春なのだな。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です