2024.02.07
20240207
息子が流行病の療養中だった今年の節分。延期していた豆まきを遅ればせながら2月6日の夜に今年も決行いたしました。
ただし、今年はなんでも口にしやがる仔ニャンズがいるため、個包装をしてある豆を袋のまま投げるという厄除けの効果があるんだかないんだかの豆まきでございます。しかも、袋は9袋という少量。仕方がないので一人につき3袋を、まずは玄関にいると仮定した架空の鬼に向けて「鬼は外」と投げつけ、落ちた袋を拾って今度は「福は内」とリサイクル。ますます厄除けの効果は怪しい。そのうち厄除けだのはどうでも良くなってきて、息子、成瀬文子さん、私の順でそれぞれが鬼の役割も担いつつ、それぞれが家族に対して抱く隠れた怒りを豆に託して相手にぶつけ(ていたような気もする)、なんだかスッキリとした気持ちで2024年の豆まきは幕を閉じました。
みなさんも、やりますか? 豆まき。我が家ではことほどさように毎年の恒例で、息子が小学生だった去年までは息子のつくった鬼のお面をだいたい私がつけ、鬼として豆をぶつけられたものでございます。いくつかは動画も残っていて、過去の豆まきを振り返るのもこれまた恒例。動画の中の息子はまだ小さく、どこか本気で怖がりながら豆を投げつける姿は、普段運動がまったく苦手な奴とは思えない見事なフォームと強肩。運動が苦手だからと決めつけるのではなく野球をやらせておけばよかったかもしれない、そうすれば今ごろは大谷2世候補だったかもしれないと淡いもうひとつの世界線に想いを寄せつつ2階へ上がると、仔ニャンズが「・・・お、おまえら、き、気でも、く、狂ったのか?」という不安そうな目でこちらを見ておりました。
ちなみに、毎年この豆まきをするとなぜか喘息気味になる私。いや、なぜ、ってこともありません。騒ぎすぎでございます。ただ、普段も騒ぐことくらいあるのに喘息にはなりません。この豆まきというのは、普段とは違う発声をしているのですかね。それとも、私の身体に潜む邪気という名の鬼が喘息というかたちになって外へ出ていっているのでしょうか。そうかもしれません。もちろん、ことしも喘息気味。猫アレルギーによるものとはまた違う喘息加減です。豆まき効果あり(個包装も可)。まっこと、不思議なもんでございます。
というわけで。遅ればせながら、みなさんにも「福は内!」「鬼は外!」。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です