2024.02.06
20240206
こちらでも以前に話題にした我が家の空気清浄機。私の猫アレルギーが再発したことに伴い、導入された我が家のニューカマー家電です。
こちらの空気清浄機は、円柱型で、上部の底面に設置されている電光パネルに現在の空気の汚れ具合が数値と色で表現されます。たとえば、数値は低ければ低いほど清浄で、青なら清浄、緑なら少し汚れているといった具合。
導入されて以降、私の猫アレルギー症状がなくなったわけではありませんが、それでも空気に敏感になった私の感覚からすると、非常に優秀な働きをしてくれているように思います。
ただ。現在、私は少しこの子に「ほんまにキレイにしてくれているのか?」という疑念を持っていたりもします。
以前。我が家にあり、5、6年使用したことで廃棄をした空気清浄機は、それこそ私の感覚的なものも含め、実際に大した働きはしていなかったように思います。しかし、あの子は反応してくれていたのです。
そうです。お下品な話で大変恐縮なのですが、あの子は、私のふいの “ぷぅ♪” 「あらやだ❤️」という状況に際し、たとえどんなに遠くにいたとしても、そのパネルを真っ赤にして嫌味なほど大騒ぎをしてくれたものです。 まるで「毒ガスだ!毒ガスが発生したぞぉ!」とばかりに、ゴォォォォォォォォォォォォォォォというけたたましい音を立てて、私の “そそう” をその場から消し去ろうとしておりました。
しかしながら、今の子は、どれだけ近くで “ぷぅ♪” をしてもクールな青色のまま澄まし顔。「あ、ごめん」「いや、そんな音は聞こえませんでしたけど」「いや、したの❤️」「いや、そんな音は聞こえませんでしたけど」という余計な気遣いを見せるように、ただ、そこにいるだけなのです。
いや、本当にお下品な話で大変恐縮なのですが、私は毎日腸内環境を整えるための錠剤を飲んでおります故、自分で言うのもなんですが、マイぷぅis not スメル だと思います。ですが、あの子はそれでも気づいてくれたんだ。私のどんな小さなぷぅにも。
・・・ん。もしや。あの子にはぷぅ音センサーが取り付けられていたのではないだろうか。「あなたの小さなぷぅにも即座に反応することができる優秀なわたし」。そのことで、空気清浄機としての信頼度を故意に上げるためのプログラムが組み込まれていたのかもしれない。本来の機能を果たすことなく、そのぷぅ音センサーで「我、空気清浄機なり」という嘘、去勢を張り続け、我々家族を長年欺いていたのかもしれない。だって、マイぷぅis not スメル 。マイぷぅis not 毒、なはずなのだもの。
いいや。空気の清浄具合なんてそう簡単にわかるものなのだろうか。もしかすると、あの子は本当にしっかりと働いてくれていたのかもしれない。そうすると、私は働き者のあの子を捨てて、まったく機能を果たさない今の子を迎えたことになる。だとしたら、私はなんていうことをしてしまったのだろうか。わからない。もはや空気清浄機不信だ。
でも、信じよう。私は私のことを信用してあげよう。マイぷぅis not スメル 。マイぷぅis not 毒。さぁ、みなさん、ご一緒に。マイぷぅis not スメル 。マイぷぅis not 毒。自分のことを自分が信用しないで、誰が自分のことを信用してあげられるのだ。うん。そうしよう。ぷぅ♪
たいへん失礼いたしました。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です