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はちがいなくなったあと

夏の草ぼうぼうのなごりが 庭に残っています
そこに足を踏み入れると ズボンに 2種類ほどのひっつき虫が これは植物の種なんですが
くっついてきます これは 植物発生して以来のチエなんでしょうか
そこからみえるところに 椿の花が ひっそりと はずかしそうに 咲いているのです
私の背丈の半分ほどの木
ま 「姉さん ここに咲いてまっせ」というわけはないのですが ここではそんなふうで
わたしは突然の出来事のように はっとするのです
夫をつれてきて 「みてよ椿が」というんですが「どこどこ」となかなかみつけられません
もみじの紅葉を教えてくれたのは 夫なんですが
今年の夏は はちが巣を作って 私を脅かしに来ていると いいましたよね 
だから そのかいわいには いけなかったんです あの 毎日巣のところへ行っていたはちは
どうしたんでしょうね 「ここはこまります」と巣をぶっつぶして 立ち入り禁止の立て札を
立てようと思うのですが ハチの あのどんな事があっても 巣に通い続けたことを 思い浮かべると
頭が下がるのです どうしょうかな
そこからうらのところにも 見に行きました キクの花 黄葉した柿の葉 あります
そこも はちのおかげで いけなかったので つるだらけです

さて このベストは きのうのものですが 律儀に事実にそって説明するのはやめにして
だって ここにある物を説明した方が自然ですよね
ベストです いいましたかね
これも よく着ました 今年もよく着るでしょうね くすんだいろです 
くすんだ色のいいところは 他のセーターの色とよく合うのです
絵に描くとしても 「ベストを着た少年」みたいな いい絵になると思います
この絵? くすんでませんよね それもまた

それで 
はちのすというのは どろでつくったものでした 想像したものとは違っていました
「泥鉢の巣」とかってに名づけて言いました
ですスキャン4661.jpeg
《 2020.11.11 Wed  _   》